松葉ガニを思いっきり食べよう4泊5日|旅行記

113:86:2011/11/23(水) 00:10:05.06 ID:7xIeZPWw0

活き松葉ガニを思いっきり食べようと思って鳥取&兵庫県北部を4泊5日で回ってきた。 雑談や日記代わりのカキコが少ないこっちが好きなので、こっちでレポする。

鳥取県三朝温泉 旅館大橋 43,000円+消費税と入湯税

【料金】 宿の公式HPの一人プランには通常の懐石料理で3万円のコースしかなかったので TELして活き松葉ガニのフルコースを追加できないかとお願いしたところできるとのことだった。

【部屋】 2F(玄関ロビーと同じ階)、206桂の間、3畳の踏込み付きの8畳+3畳弱の縁側+ウォシュレットトイレ(やや狭め)、洗面台、冷蔵庫。 TVはユニデンの20型?で小さく、畳とソファーはやや草臥れた印象かな。 縁側は三朝川に面し、かじか橋も見える。川のせせらぎも聞こえ悪くはない。 部屋にある案内ファイルに「三朝温泉で今夜のひとときを私と…ニュー東京観光」ってもしかしてw60分21,000円って間違いないよね? 温泉街と協力関係が成立していているなら、こういうのはありでも良いと思うけど利用する人はいるのかね? 冷蔵庫は自動精算式で、ビール中瓶798円、ジュースやミネラル315円と高い。

【立地】 三朝温泉街から少し離れており、川のせせらぎも聞こえて良いが、株湯から遠いのが難点。


114:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 00:50:05.63 ID:7xIeZPWw0

【温泉】 立ち寄り湯を受け付けている時間帯の男湯は造りも湯も何の特徴もない。温泉ミストを利用したサウナだけはラドン放射能を吸い込んでいることを実感できて良い。 21~24:30と5~10に利用できる岩窟風呂を楽しみにこの宿を選んだんだが、はっきり言って大きく期待はずれだった。 上之湯、中之湯、下之湯と3つの岩風呂があり、足元湧出でしかも1つは三朝唯一のトロン温泉で評判が極めて良かったんだが・・・ 足元湧出もチョロチョロ程度で、浴場の造りもたいしたことなく、何より入浴感が思わしくない。 温泉成分を実感しづらい放射能泉とはいえ、株湯では体にズシンと響いてくる何かが感じられるだけに、残念感が強い。 足元湧出温泉としては、青森県の谷地温泉、蔦温泉や岡山県の奥津温泉や鹿児島県の湯川内温泉かじか荘の足元にも及ばない。

【夕食】 料理は献立表が大雑把な上に中居の説明もあれだったんで、簡単にしか書けない。 前菜、蟹味噌の貝殻焼き、和牛の蒸しもの、松葉蟹の活け造り、松葉蟹の酢蟹、松葉蟹の焼き蟹、伊勢海老の椀もの、 雲丹と湯葉の一品、最後に白ご飯、赤だし、焼きバナナと柿とシャーベットのデザートで終わり。 気になったのは松葉蟹は追加注文のはずなんだけど、お造りはどうなったんだろう?鳥取は日本海の幸に恵まれていて、イカとか美味いから楽しみにしていたんだが… 松葉蟹はいっぱいを生、酢、焼きの三種に使い切ったって印象だが、こんなもんかなあってのが正直なところ。 松葉蟹以外の料理について思ったのは、全般的に手を入れすぎて素材の良さが感じられなかったかな。 飲み物は生ビールを頼んだが、小ジョッキだった…。これで生ビール中?これで800円は高いよ。

   気になったのは料理そのものより人的サービスとその体制かな。部屋食は好きなんだが、手際というか手順が良くない印象が残る。 出てくる料理の間隔が妙に長く、熱々であるべきものが温くなっていたりした。 また焼き蟹をしてくれたのが見るからに高校卒業したばかりと思われる眉剃りあんちゃんで、焼き加減もばらついていて・・・


115:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 01:33:24.85 ID:7xIeZPWw0

【朝食】 特に記憶なし

【応接】 チェックインはロビーで。出された和菓子は市販のもので味もそこそこ、抹茶は見た目に比べると薄味。 ロビーの男性職員は物腰柔らかく、廊下ですれ違う中居さんも悪くないが、部屋付きのベテラン仲居は慇懃無礼な印象。

【総評】 この宿の目指す方向が理解できない。 文化財に指定された建物を利用して高級宿を目指すなら増改築によるハード面だけでなくソフト面の改善が必要でしょう。 建物の由緒や風格からすれば同じ木造三階建てでも熊本の日奈久温泉金波楼の方が遙かに趣がある。 仲居さんの教育という面では鹿児島の指宿の吟松までは無理としても、秀水園程度には、頑張ってほしいもの。 宿の関係者には熊本県人吉温泉のたから湯で高級宿のなんたるかを勉強していただきたいと思った。 宿泊料が半額どころか1/3でも利用することはないと思う。仲居が感じ悪かったので久方ぶりにチップを出さなかった。 株湯が素晴らしいので三朝にはまた行くつもりだが、次は株湯に近い旅館にすると思う。


116:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 08:00:47.81 ID:EqdT5Rqi0

>>113 レポ乙です。大橋は向こうにそのうち投下するつもりでした。 1人だと桂の間になるんですかね?自分もその部屋でしたので。 自分はそこまで悪くは感じませんでしたが懐石でも値段が1万近く上がるのは少しどうかと思いましたね。

117:86:2011/11/23(水) 13:25:56.36 ID:/e2YMKKU0

兵庫県美方郡新温泉町(旧浜坂町) 七釜温泉 内湯旅館ときわ 18,000円+消費税と入湯税

【料金】 TELで問い合わせたところ、「活け松葉ガニのフルコースは18,000円からです。これでも十分な量がありますし もし不足なら追加もできますよ」と親切に教えていただいた。

【部屋】 梅の間。踏込み2畳でその奥に布団が収納された押入れ、洗面とトイレ。予想に反して、超簡易型ながら便座の暖かいウォシュレットタイプ。 部屋の鍵はドアには標準でついてなく、DIYショップで売ってる納屋に付けるようなタイプ。 部屋は大きめの10畳。TVはDXの18型?だが、地デジ対応で関西ネットのchが全て見られる。 冷蔵庫にはビール中瓶、カップ酒と缶チューハイが入ってる。 少々古いのは否めないが、活け松葉ガニと温泉を楽しむのに問題なく、快適に過ごせた。

【立地】 温泉街から少し離れた立地。と言っても昭和30年代に温泉が湧出するまでは田んぼばかりの地だったとのことで温泉街ってほどのものはない。 10年くらい前の熊本県平山温泉によく似た印象。鳥取県から七釜温泉まで走った国道178号線は日本海を臨む絶景のドライブコース。 帰りに国道9号線を利用したら、途中に道路脇から延々と散水され車が汚れ洗車することになったのでご注意を。

【温泉】 入った瞬間に硫酸塩系の中性温泉と分かる石膏泉がざばざばと掛け流されてる。深夜でも早朝でもいつでも入浴できるのが嬉しい。 特別に名湯ってことではないが普段入るのに良い湯って感じで、実際入浴後は肌がツルツルすべすべになった。 なお活け松葉ガニのフルコース利用客には立ち寄り温泉施設ゆ~らく館の利用権がもらえるらしく、翌日に利用したら泉質、入浴感が同じだった。 源泉は組合が一括管理し各施設に配湯してるらしい。それでもゆ~らく館の露天釜風呂は気分爽快だった。


118:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 14:22:21.40 ID:/e2YMKKU0

【夕食】 至極の活け松葉ガニ料理のオンパレードで最高!!!隣の部屋に用意してもらって2時間かけて満喫した。 活け蟹の刺身、茹で蟹(松葉ガニ、親ガニを丸々いっぱいづつ)、焼き蟹、カニ鍋はもちろん、茶碗蒸しや天ぷらまで松葉ガニ。 松葉ガニだけでなく、日本海の海の幸のお造りもあり烏賊が美味かった。サザエの壺焼きも実に美味い。伊勢海老も美味。 野菜や松葉ガニの天ぷらも熱々を出してくれて美味この上なし。 前菜やデザート、締めの雑炊まで食べきるのに苦労する幸せを表現するのが難しい。ビール中瓶が600円。

   焼き蟹も炭焼きを任せてもらえるので、大橋や岩井屋のように宿の都合に合わせる必要がなく、食べたい順番にゆっくり食べられた。 若女将は絶妙なタイミングで顔を覗かせてくれるし、料理の説明も丁寧でいっそう満足感が高まる。 自分が活け松葉ガニ料理の美味さに感動しているのを料理人のご主人共々喜んでくれているのも感じられて更に印象良し。

【朝食】 手作り感いっぱいで美味。種類も多くて大満足。

【応接】 普段は家族だけで対応されているそうで、若女将がとても感じ良い。やはりサービス業は人と真心が肝心だと思った。

【総評】 極めてコストパフォーマンスが高く、リピート確実というか毎年行くであろう宿。暖冬であれば今のシーズン中にもう一回行きたい。 普段利用する温泉宿と大差ない料金でこれだけ美味い活け松葉ガニ料理フルコースが食べられることが信じがたい。 三朝の大橋の連泊ができなかったために他を探して偶然見つけた宿だったが、この幸運に感謝したい。


122:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 18:40:16.40 ID:/e2YMKKU0

>>118 自己レスです。

七釜温泉内湯旅館ときわの若女将からは事前に「ソフトバンクの電波は入りません」と言われていたが、アンテナ5本で通話も通信も良好だった。 むしろ通信は速度も速く快適だった。それと内湯旅館ときわの支払はカードは利用不可で現金でした。

119:86:2011/11/23(水) 17:28:39.25 ID:/e2YMKKU0

鳥取県 岩井温泉 岩井屋 1泊目 20,000円+消費税と入湯税、2泊目 30,000円+消費税と入湯税

【料金】 宿の公式HPの一人旅プランにはなかったのでTELで問い合わせたところ、活け松葉ガニ料理フルコース対応可能とのことだったので 1泊目は懐石料理、2泊目は活け松葉ガニ料理フルコースで予約した。

【部屋】 部屋は2Fのすずらんの間。1畳半ほどの踏込みに冷蔵庫があり、その左手に1畳ほどのウォシュレットトイレ入口。 部屋の広さは大き目の8畳、その奥に2畳半程度の縁側があってソファーと洗面あり。狭めの縁側だけにソファーは必要ないと思った。 トイレと洗面が対角線の角に位置し離れていて使いづらいのが残念。 窓は大きいが道路とお向かいさんから丸見えなので障子を開けるのには抵抗ある。TVは三菱の26型を部屋奥右側の壁に設置してある。 気になったのは、この宿は畳を多用することでスリッパを用意してないんだが、その割に部屋の踏込みや縁側はカーペット状のものを敷いてあったり、通路も同様。 畳や板間ならともかくカーペット地を裸足で歩くのは水虫をうつされそうで好きではない… それと肝心な場所の掃除が行き届いていないのを発見して少しテンションが下がった。

【立地】 岩井温泉街の中心に位置しって言っても、温泉街らしい風情は少ない。むしろ昔の花街の風情が色濃く残っている印象。 趣のある木造三階建てを改装しており、良くも悪くも秘湯を守る会の宿らしい。


120:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 17:57:40.12 ID:/e2YMKKU0

【温泉】 泉質は昨夜の七釜温泉とよく似た硫酸塩系の石膏泉。昼間に入れる男湯は真新しい『祝いの湯』で、中腰で入る深めの湯。 夜から朝まで入れる男湯は『長寿の湯』と露天で、『長寿の湯』は底に敷いた松板の真下から湧き出る足元湧出とのことで、コレに期待していた。 事前には個人的に『祝いの湯』は青森蔦温泉の泉響の湯、『長寿の湯』は蔦温泉の『久安の湯』をイメージしていた。 結果としては『祝いの湯』はイメージどおり、『長寿の湯』はイメージと少し違った。露天は全然で味がないが、他の客を惹きつけてくれるのには役立った。 『長寿の湯』は期待していた足元湧出がほとんど感じられず、正直言って少々ガッカリしたんだが、不思議な入浴感があり最終的には気に入って何度も入った。 とにかく入浴後は肌がツルツルになった。ところで湯かむりって熱湯に入るための工夫かと思っていたら違って、長湯をするための工夫だったんだ。

【夕食】 めんどくさくなってメモをしなかったので記憶を辿って書いてみる。 (1泊目 懐石料理) 見た目も美しく、素材の良さも活かされており満足できるものだった。 お造りも美味しかったし、仲居さんが焼いてくれる鮑の残酷焼きがまた美味かった。 ただ何とか牛はあれだけの厚みで出すなら煮物にするんじゃなくて陶板焼きで食べたかった気もした。

    (2泊目 活け松葉ガニ料理フルコース) 三朝の大橋と比べれば遙かに美味いし良いんだが、どうしても七釜温泉ときわ旅館と比べてしまうので不利ではある。 懐石の時と同様だが、料理の配膳に妙な間ができるのと、最後の雑炊が米が多すぎて汁っけが残らなかったのが残念。 それでも一般的には料理の美味しい宿ではあると思う。


121:宿無しさん@お宿いっぱい?:2011/11/23(水) 18:34:44.02 ID:/e2YMKKU0

【朝食】 2日とも種類多く、しかも朝食としてはかなり手の込んだものが多い。 できれば焼き魚は一夜干しにしてほしかったな、白兎会館で食べた一夜干しは美味かったので。

【応接】 15時過ぎに到着すると連絡して、実際15時過ぎにロビーに誰もおらず何度声をかけても反応なし。TELしても誰も出ない。 通常のチェックイン開始なんだから誰かいても良さそうなんだが…。駐車場がいっぱいで車をどこに止めればよいか分からないし、雨も降ってるし。 歓迎の和菓子はなかったが、部屋でいただいた昆布茶は美味かった。 仲居さんは丁寧な対応で悪くないが、女将さんなどの経営関係者は帳場の前を通っても帳面を見たまま顔も上げないことが多く、殿様商売って印象が拭えないなあ。

【総評】 お薦めできるのは懐石料理のプランの方かな。ただし自信を持ってはお薦めはできないかも。 【部屋】のところで書けなかったが、壁や天井がかなり薄い造りでかなり音が響く。話し声どころか隣のオナラの音まで聞こえてきた。 特に1泊目は両隣と真上に客がおり、しかも客層が悪く戸の開け閉めや歩く音などが響き、特に右隣の部屋の客は夜遅くまでうるさく 早朝6時過ぎからショパンかシューマンのピアノソナタを音量大きく響かせ大迷惑だった。何の予定もない1泊目だったから良かったよ。 個人的にはリピートすることはたぶんないと思う。

   また鳥取には来る予定だから他の宿を探さないといかんなあ・・・