991:名無しさん@いい湯だな:2016/04/28(木) 17:44:38.17 ID:rATU+DvK0.net
GWの休み、世間より少しずれて2日から1週間。で、秋田行ってくる。
出だしは宿探すのがめんどくさくて、某秘湯?の自炊部にしちゃったけど、
残りは鶴の湯別館山の宿と栗駒山荘、他にもう一軒。
栗駒は週末の新月の日なんだが、天気が崩れませんように。
でも、どちらかと言えば雨男なんだなあw
135:名無しさん@いい湯だな:2016/05/05(木) 01:33:50.53 ID:LOB/PPwz0.net
このGW、当初はマメに宿探しする根気もなく、予約取りやすい秋田乳頭黒湯自炊部を早々と確保。
1泊3,930円(税込)×3泊。人にお薦めするほどではないが、私にとっては居心地の良い宿。
自炊部は別棟なので、気ままに過ごせるのが最大の利点。フラッと外出しやすいしなあ。
ポットのお湯、ストーブの灯油補充。全部自分でやれば済むこと。後はうるさくしなければOK。
お風呂は以前となんら変わりないので、まとめか下記のURLをご参考に。写真は共通。
いつもの二階建て自炊棟泊。こちらは大?変化。各階の角部屋、計8部屋が鍵付きに変身。
トリックアートのように曲がって設置されたドアだが、開け閉めには支障ないw
鍵付きいいわあ。オープンな環境だけに、やっぱ安心できる。廊下も有効活用できるし。
あとは洗濯機が全自動タイプになったくらいで、たいした変化なし。
相変わらず部屋にコンセントはないし、当然テレビもない。携帯もAuはほぼ圏外。
Wi-Fiは使えるが、宿泊した自炊部いちばん端っこの部屋では、繋がればラッキーという状況。
事務所付近は比較的安定して繋がるので、旅館部や自炊棟のごく一部ではだいじょうぶかも。
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6畳。写っている物以外何もなし
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ドアと建屋、どっちが傾いてる?
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茅葺き自炊棟の部屋はこんな感じ
食事は基本自炊。この時期は石油ストーブがあるので、炊事場で下ごしらえして部屋鍋。
野菜中心の簡単なものだけど、ポン酢があれば十分。残り汁にご飯や麺類を投入。
初日だけは滞在中唯一の贅沢w、休暇村乳頭温泉郷の夕食バイキングにお出かけ。
3,090円。要事前連絡。>>68を書いた手前、自分で実践しなくちゃね。
地場産を謳った料理の数々は見ていて楽しい。味はまあまあ。
自炊部はほぼ満室の日が続いたが、客層に恵まれたのか比較的静か。ラッキー。
暇つぶしに黒湯から500mほど離れた場所で藪漕ぎを楽しんでいたら、雪面に熊の糞発見。
少し時間が経過したものだけど、この辺も熊の出没情報は時々耳にするしねえ。
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黒湯温泉事務所棟
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旅館部入口から自炊棟を望む
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沢水は冷たいウマい
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日暮れ時の自炊棟
136:名無しさん@いい湯だな:2016/05/05(木) 02:50:32.66 ID:y3dVjDVl0.net
乙!
車で行ったんですよね?
141:135:2016/05/05(木) 10:29:16.51 ID:L3h0GP+z0.net
>>136
公共交通機関利用でw
黒湯~休暇村は徒歩で20分弱程度。たいした距離ではないです。
ただ19時開始のほうになったので、帰りは真っ暗。
街灯などあるはずもなく、懐中電灯片手に帰りましたとさ。
142:名無しさん@いい湯だな:2016/05/05(木) 10:36:44.70 ID:lWUfeXYD0.net
>>135
部屋の囲炉裏は使ったの?
使い様によっちゃ料理の幅広がりそう。
143:135:2016/05/05(木) 10:55:11.62 ID:L3h0GP+z0.net
>>142
囲炉裏があるのは茅葺き屋根の自炊棟だけで、
私が泊まったのは二階建て自炊棟のほうなのでw
囲炉裏部屋は、炭持ち込みで炊事している人がかなりいました。
火起こし器(というのかな?)も炊事場のほうに常備されているし。
238:名無しさん@いい湯だな:2016/05/10(火) 12:03:39.97 ID:JrRk4mUj0.net
●秋田・大仙市・岩倉温泉 (http://www.iwakuraonsen.net/)
秘湯を守る会の宿の中でも、あまり目立たない岩倉温泉に泊まってみた。12,030円(税込)。
新幹線大曲駅からバスで40分弱、終点下車。お宿は目の前。周りは何もない山里の一軒宿。
「今日はお客様一人で~す」と女将さん。GW中のエアポケットのような一日。
全7室の小さなお宿だが、ロビーも廊下も広くゆったりとした造り。華美でなく雑多でなく、
落ち着いたなかなかいい雰囲気。部屋も同様。8畳+広縁、冷蔵庫あり。トイレは共同。
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外観
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部屋
風呂は男女別の内湯のみ。3m四方のタイル貼りのシンプルな浴槽はかなり深く、
底に腰をつけると鼻近くまで湯面がきて、ちょっと慌てる。中段に腰掛けての半身浴状態。
体感41℃くらい。無色透明無臭の一見何の変哲もないお湯。が、あったまり感は半端なくて、
すぐに汗が噴き出してきて止まらなくなる。成分総計4580mgの塩化物泉は伊達じゃない。
入浴後も汗が引かず、ちょっとヤバイなと思いかけた頃、フッと通常に戻っていく。不思議な感覚。
湯量豊富でカラン・シャワーも温泉。ボディソープは泡立たないので置いてないとか。シャンプーはあり。
お湯は湯船奥中央の龍の頭を模した湯口から注がれている。ここだけ男女間の仕切りが途切れて、
隙間があるのがユニーク。下で男湯女湯が繋がっているのは時々見かけるけど。
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風呂
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湯口。あっちは女湯
食事はロビー近くの食事処椅子席で。小皿と煮物、鍋は着席前に用意されていて、
熱々の焼き物揚げ物が後から運ばれてくる。山菜中心のスタンダードな品揃え。
ここの食事はとても美味しく感じた。乳頭黒湯での質素な自炊が続いたせいか?
「食材はあっさりでやや濃い目の味付け好き」な自分の口に合ったというか・・・
この後、多少料金の高い宿に2ヶ所ほど行ったが、そこよりもよかったようなw
一般の人の評価は違うかもしれない。
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夕食・初期状態
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ニジマスの塩焼き・山菜天ぷら
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きりたんぽ鍋・お米のスイーツ
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朝食
家族経営なので、大曲の花火の時でも、5組程度の受け入れでもう手いっぱいだとか。
ほんわかとしたご主人、テキパキとした女将さん。帰り間際に秘湯を守る会の話などいろいろ。
実力派の温泉ひしめく秋田。箸休め的に選んでみたが、地味だけどいい宿だった。
247:名無しさん@いい湯だな:2016/05/11(水) 00:57:22.89 ID:uZ4wOc8N0.net
>>238
レポおつ
確かに秘湯を守る会の中では地味で他に目が移りがちだけど、
こうしてレポ見ると良さげな雰囲気がじんわりと感じられるな
253:名無しさん@いい湯だな:2016/05/12(木) 19:48:37.91 ID:r4JlEYH70.net
●秋田・須川温泉・栗駒山荘 (http://www.kurikomasanso.com/)
「GWは秋田の温泉で」続き。金~日と2泊3日で利用。シングルではなく和室の方を予約。
1泊目は平日料金で17,430円。2泊目は休前日料金で18,510円。いずれも税込み。
全24室。両日とも6割程度の埋まり具合で、ゆったりとした気分で滞在。ただし悪天候。
部屋は2階10畳和室+広縁でトイレ付き。入室した瞬間の一枚ガラスの向こうに広がる景色。
やっぱいいね。はるか遠く残雪の鳥海山が美しい。まあ、その後は夕暮れも星空も無縁w
個人的には景色を犠牲にしても、外の風に当たれるほうが好みかも。天窓開閉疲れるし。
室内は畳のささくれや板壁の傷など、多少の経年劣化があるが気にするほどでもない。
館内禁煙。煙草は3階テラスの一角で。Auだけほぼ圏外。Wi-Fiは飛んでるけど業務用かな。
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外観・全室パノラマビュー
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部屋
食事は2階のレストランで。相席にはならないが、仕切り等は入らない。ここも景色よし。
係の人がまめに気を遣って、ペースに合わせて皿を運んでくれる。味上等。
朝食は和食中心のハーフバイキング。パンも少々あり。昔からバイキングだっけ?
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レストラン
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先付け・前菜・お造り
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岩魚はパスしてホッキ貝
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山菜天ぷらとデザート
お風呂。レポ多数なので詳細略。春先は源泉投入量が多めなので、内湯・露天ともにほぼ透明。
大きな湯船でのんびりと快適な湯浴み。まだ虫の心配はないし。それにしても天気の悪さw
そのせいで土曜日でも客が少なく、ほとんど貸切状態だったのは僥倖か。
雨の合間を縫って源泉地帯にも足を運ぶ。須川高原温泉のすぐ裏手。毎分6千リットル。
温泉に引湯されるのはごくわずかで、大半は使われずに湯川となって流れていく。
帰路に着く日曜は朝8時頃から快晴。そんなもんさ。一ノ関までバスで降りたが、
夜間通行止め(朝9時まで)でゲート待機していた車が、50台以上一気に登って来やがった。
おかげでバスはしょうっちゅう離合待ちw
254:名無しさん@いい湯だな:2016/05/12(木) 21:18:12.24 ID:r4JlEYH70.net
<おまけ>
●岩手・須川高原温泉 (http://sukawaonsen.jp/)
栗駒山荘に泊まれば、須川高原温泉の風呂は無料で利用できる。フロントで利用券をもらう。
大浴場(内風呂)と大露天風呂(大日湯)は別料金なので、続けて利用するなら2枚もらうこと。
通常の日帰りならそれぞれ600円。大浴場は9~16時、大露天は6~21時。
以前泊まったのは2008年の地震後で、大浴場は倒壊寸前立ち入り禁止、無残な姿を晒していた。
新しい大浴場は完成してから6年半くらいのはずだが、すっかり須川高原温泉に馴染んでいて、
どこが新築だか、外からも中からも判別しづらい。恐ろしや高原温泉テイストw
栗駒山荘と源泉は同じ。もちろん引湯距離は圧倒的にこちらのほうが近い。
言われてみればピリピリ度がいくらか違うようなそうでないような。
大露天風呂は変わりなし。大日岩も健在。栗駒に泊まるなら、こちらだけ入ればいいかなって思う。
朝イチで入ったら、気温が低くものすごい湯けむり。かろうじて写真1枚だけ。
なお、おいらん風呂(蒸し風呂)は荒れるにまかせる状態になっていたが、熱気はしっかり出ていた。
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大露天風呂
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おいらん風呂
244:名無しさん@いい湯だな:2016/05/10(火) 19:54:18.87 ID:JrRk4mUj0.net
>>239
その日は私も鶴の湯にいましたよ。
泊まりは鶴の湯ではなく、姉妹館の別館山の宿ですが。
あそこは朝6時から夜11時くらいまでなら鶴の湯に入浴できる。
夜は送迎バスで、翌朝は歩きで。
星空はきれいでしたね。谷筋だし木立ちの中だけど、そこはガマン。
スマホアプリの「Google Sky マップ」が初めて役に立ったw
朝のウグイスの鳴き声はこちらでも。黒湯もそうだったな。
297:名無しさん@いい湯だな:2016/05/14(土) 21:37:46.03 ID:ZcoGRGhY0.net
●秋田・乳頭温泉・鶴の湯別館山の宿 (http://www.tsurunoyu.com/FONDMENT/y-annai.html)
栗駒山荘泊で帰路に着く計画だったが、欲が出てもう1泊。乳頭で始まって乳頭で終わるw
1泊21,210円(税込)。一人泊は平日のみ。予約は秘湯を守る会のサイトから。
鶴の湯本館(以降、本館と記す)の手前1.5キロにある別館は、平屋建て一部高床の全11室。
本館ほどではないにしろ、なかなか趣きあり。受付を済ますと、長い渡り廊下を通り客室へ。
たびたび前は通っているが、こんなに敷地が広いとは思わなかった。
ブナ林に囲まれた客室棟は、沢筋からも離れているのでホントに静か。部屋は8畳+広縁にトイレ。
重たくて簡単には動かせない立派な座卓。ロッキングチェアに掘りごたつ。
冷蔵庫はあるが、本館と同じくテレビや冷房はない。雰囲気にそぐわない洗面台が微笑ましい。
ユニットバス付き。別館の風呂はシャワーカランがないので、人によってはありがたいかも。
電波状況は本館よりはマシで、困ることはない。Wi-Fiはロビー付近のみ。
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玄関・客室棟
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客室棟廊下・踏込まわり
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部屋・広縁
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洗面台・ユニットバス
風呂は客室棟から小路を挟んだ湯小屋へ。4月から男女別内湯を貸切に模様替えしたので、
貸切内湯×2、貸切露天×1のラインナップ。お湯は本館から「白湯」を引湯。
予約不要で、空いていればいつでもOK。時間制限はない。11~15時は清掃で利用不可。
風呂はどこも小さい。が、一人での利用なら快適。引湯であたりが柔らかいかなと思ったけど、
案外ピリッとくる。前述のとおり、内湯にはシャンプー等は置いてあるがカランはない。
湯船からお湯を汲んで身体を洗う。大半の人が本館の風呂まで遠征するので、あまり混むことはない。
静かな湯浴みが楽しめる。
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貸切内湯。もう一つも同じ造り
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貸切露天
本館の風呂は、朝6時~夜11時くらいまで利用可能。服装は別に浴衣でなくともよいが、
別館のタオル・バスタオルが目印なので、持参すること。車で5分弱、徒歩で20分強。
もちろん送迎車も走っているので、アルコールが入ってもだいじょうぶ。何度でも利用可。
皆さん、風呂に行く時間を考慮して、食事やチェックアウトの時間を決めていたみたい。
私は夜は食後の送迎車で、朝は遊歩道を歩いて行ってみた。
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送迎時刻表
298:名無しさん@いい湯だな:2016/05/14(土) 21:38:03.73 ID:ZcoGRGhY0.net
食事は食事処「庵」で。部屋の数だけ囲炉裏が切ってある。うち、個室の食事処が3ヶ所。
他は広い板間に点々と居炉裏が切られ、その周りに畳が敷いてあるという状況。
こちらも間に衝立が入るので、人目はあまり気にならないと思う。前レポの人もそうだったが、
一人旅であることを配慮してくれているのか、個室の方を用意してくれた。
囲炉裏炭火はまあ演出なので、素直に受入れて楽しもう。ただ、炭火の熱さは結構伝わってくるw
この時期はまだいいが、夏は汗かきながらの食事になるだろうなあ。それもまたヨシとするか。
味は本館に較べるとやや薄味。山の芋鍋はお碗に大盛り2杯分くらい。味噌汁代わりの自家製麺美味。
朝は鮎の一夜干し、ナラタケの味噌汁など。比内地鶏の卵は、希望すれば目玉焼きにしてくれる。
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食事処「庵」の個室
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さくら甘酒・山菜三品・岩魚塩焼き
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囲炉裏炭火焼き・山の芋鍋
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虹鱒昆布締め・山菜天ぷら・自家製麺・デザート
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朝食
一人泊で料金3割増しはどうかなあと思っていたが、十分満足。本館に行くのも別に手間ではなかった。
静かな環境が好きな人、ゆっくり食事を味わいたい人、本館のちょっとフランクな接客が苦手な人はこっちへ。