834:名無しさん@いい湯だな:2024/04/16(火) 08:21:08.88 ID:YMnlQYSA0
かつての栄華といえば瀬見温泉の喜至楼も絢爛な設えだね 老朽化は否めないが580:名無しさん@いい湯だな:2024/01/08(月) 11:40:54.31 ID:qmyPjJZz0
●山形・瀬見温泉・喜至楼本館 瀬見は駅近温泉。宿が6軒、5分もあれば通り抜けてしまう温泉街。 その中でもスゴイぞ喜至楼。明治初期から昭和にかけて建て増しされていったであろう各棟は複雑怪奇に入り組んで、位置関係を把握するのがもう大変。 大きく分けて本館と別館(新館・別館・摩天楼の総称)の二つ。今回は湯治部扱いの本館に二泊。 館内は昼なお暗い廊下多し。夜ともなると使われていない箇所は明かりも灯されないので真っ暗な死角がたくさん。魔界迷宮の世界。 遺跡の発掘品や古道具がいたるところに展示されているが、この整然を装った雑多感がたまらない。女将さんにそう言ったら苦笑いされたけど褒めてますw 館内を巡る度に様々な意匠やオブジェが発見できて飽きることがない。581:名無しさん@いい湯だな:2024/01/08(月) 11:41:47.18 ID:qmyPjJZz0
部屋は本館二階へ。久々の四畳半。浴衣/バスタオル/タオル/歯ブラシはあり。ちと重たい布団。Wi-Fiは基本OKだが状況が良くない部屋もあるみたい。 翌日は「空いたので代わりますか?」と言われて徒歩数mの角部屋六畳へ移動。 そうそう、自炊も一応可能だが、カセットコンロが一つ、鍋少数、皿等そこそこ多数、電子レンジはありといった状況なので本格的には向かないな。582:名無しさん@いい湯だな:2024/01/08(月) 11:42:23.21 ID:qmyPjJZz0
風呂。町営5号源泉、66.1度、pH7.4、成分総計2000mg弱の「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」。高温なので加水あり。 巷間言われているようにクセのないお湯なのだが、旅の締めとしては湯疲れもせず気持ちよく浸かれた。どの風呂も夜通し入浴できる。 ・ローマ式千人風呂 本館一階、部屋の真下がこのお風呂。もうこれは素晴らしい! タイルの剥がれた部分も愛おしく、何か意味ある紋様なのじゃないかと見えてくる。 中央の柱の湯底近くから源泉が投入され、上の受け皿部分から沢水が投入される。 15~19時が女性専用、19~22時が男性専用、他時間帯は混浴という扱い。脱衣所は一つなので混浴難易度はかなり高い。 ・あたたまり湯(男女別) 千人風呂の隣りにあるこじんまりとした風呂。小さい分お湯は案外新鮮のような気がしないでもない。 ・オランダ風呂(男女別) こちらは別館にある。最初場所がわからず苦労した。名称の由来はわからないw ふかし湯もあるが閉鎖したわけではなさそうだけど使用はできなかった。HPに記載のある「岩風呂」は閉鎖。 別館の貸切風呂は今回は利用しなかったので状況不明。583:名無しさん@いい湯だな:2024/01/08(月) 11:42:52.48 ID:qmyPjJZz0
食事はいくらでも豪勢にできるのだが、もう6~7泊目なので「お手軽プラン・食事は家庭食のような簡単な和定食(ご飯+汁物+他4品)」ってプランで。 でもさあ鍋にはモクズガニが入ってたりして結構おいしい。白眉なのは二日目の芋煮。里芋ゴロゴロでこれは美味い。まさに「こんなのでいいんだよ」 食事場所は通常は別館会食場で。外観写真でアールを描いている所。長机にパイプ椅子。この割り切り方、好きだなあ。両日とも一人旅の人だけだったので何の問題もない。 二日目夕食だけは客が少なかったのか別館の個室で食事となった。 二食付き8,400円(税込)×二泊。湯治部って使いやすい宿だとハマるのよねえ。601:名無しさん@いい湯だな:2024/01/09(火) 04:55:02.80 ID:AOCxF/IQ0
>>580 冬はいいが夏の冷房なしはきついだろな 喜至楼に限らず標高低めの湯治部ある宿全般に言えることだが・・・ 別館は空調あんのかな034:名無しさん@いい湯だな:2022/12/22(木) 05:48:41.18 ID:qID8kWTw0
鯉の洗いと言えば瀬見温泉の喜至楼でも出たな 5000円くらいの湯治プランだったけど056:名無しさん@いい湯だな:2022/12/22(木) 22:00:02.31 ID:kdgwTP+E0
>>34 これは本館かな 角部屋みたいだが障子戸の向こうは廊下?057:名無しさん@いい湯だな:2022/12/22(木) 22:07:37.39 ID:Vli22o4r0
>>56 スゴいな、よくわかったね 本館2階の角部屋 で、窓を開けると目の前に神社058:名無しさん@いい湯だな:2022/12/22(木) 22:20:17.24 ID:QPlx7wf/0
木造四階建って希少だよね424:名無しさん@いい湯だな:2018/03/01(木) 21:23:51.81 ID:nyu15gtV0.net
401:名無しさん@いい湯だな:2014/06/20(金) 15:28:36.88 ID:eDNXbKci0.net
来月末に肘折温泉行きます 前日も年休取れそうな雰囲気なんで山形で1泊しようと検討中 白布・小野川・赤湯・上山・蔵王・銀山と有名どころは泊まった経験ありなんで マニアックな一軒宿とかおすすめお願いします 優先順位は温泉>メシ>>部屋です403:名無しさん@いい湯だな:2014/06/20(金) 16:22:18.14 ID:m0CitUeT0.net
>>401 一軒宿ではないけれど、マニアックなら瀬見温泉喜至楼はおすすめ836:温泉旅人@神戸:2008/05/10(土) 16:12:59 ID:1/ssAGfy
瀬見温泉「喜至楼」 山形県 1泊2食冷酒1本 7040円 5月4日宿泊 【建物・部屋】 新庄からJR陸羽東線に乗るとだんだん景色が山深くなり、東長沢駅を過ぎると 進行方向右手に規模は大きくないが、川沿いに何ともレトロな温泉街が見えてくる。 瀬見温泉駅に降り立ち、早歩きで温泉街に向かう。木造の旅館が立ち並び、 古いつくりの商店などもあって、何ともモノトーンな風情を感じる。古いお堂や 共同浴場もあり、川沿いの湯の街情緒溢れる景色には旅の醍醐味を感じざるを得ない。 川の欄干にしばらく佇んでしまった。そのような温泉街に威風堂々と存在するのが、 今夜の宿である。チェックインを済ませ、部屋に案内されるのだが、本館と別館は 通路で繋がっているが、迷路のような感じがする。本館は山形県内最古の旅館建造物と 言われ、そこの3階の四畳半の一室がおいらの部屋である。館内は磨きぬかれた感じで 清潔で清々しい。部屋に入り、改めて窓から外の景色を見てみた。川の対岸にはJR陸羽東線が 見え、ディーゼルカーが軽快に走っていった。館内には歴史を感じる装飾品や、古代の彫刻、 昔の写真なども数多く展示されており、見て歩くのもなかなか楽しい。837:温泉旅人@神戸:2008/05/10(土) 16:30:16 ID:1/ssAGfy
【食事】 夕食、朝食とも一階ロビー横の広間で食べる。ともに他の家族連れやカップルと 相席になったのだが、GW期間中に一人で泊まる客は少ないだろうから仕方ないだろう。 今回は一番安いお手軽コースにしたので、夕食は家庭料理のような感じだが、 カレイの煮付け、山菜のおひたし、ぜんまいと菜の花と筍と昆布の煮物の他に、 しめじと豆腐と大根やネギ、焼き蟹が入った鍋物がある。この鍋物の汁が美味しく 感じられた。あとは吸い物にご飯と漬物。吸い物も程度な塩加減で美味しかった。 もちろん食前の席に着くときに、冷酒1本頼んだが、そのとき応対してくれた宿の人が 「冷酒1本!」という感じで、まるでおいらのことを知っているかのような口調だったのが 面白かった。食べ終わってゆっくり飲んでいると、他の客はほとんど引き上げ、広間には おいらだけが残って酒を飲んでいる状態になった。 朝食はご飯と豆腐となめこの味噌汁、漬物のほかにぜんまいの黒胡麻和え、 納豆に温泉旅館定番の鮭の塩焼き。例によって「旅に出た。」という気持ちを 持ちつつ食べた。838:温泉旅人@神戸:2008/05/10(土) 16:47:16 ID:1/ssAGfy
【温泉】 風呂は本館・別館ともにいくつもあり湯めぐりが出来る。昭和25年の 分析表が掲げられていて、泉温63度の無色透明の弱食塩泉となっている。 当然の事ながら館内全ての浴槽が源泉かけ流し風呂。ただし高温泉の為、 沢水による加水は行われている。 本館には男女別のあたたまりの湯、岩風呂(混浴)、ローマ風呂(混浴)、 別館には男女別のオランダ風呂がある。混浴風呂は時間帯によって男性専用 になったり女性専用になったりする。とにかく夕食前にあたたまりの湯と 岩風呂に浸かり、夜間にローマ風呂、朝起きてオランダ風呂、チェックアウト前には ローマとオランダという風に湯めぐりを満喫した。 何故ローマやオランダと呼ばれるのか良く分からないが、いずれにせよ共同浴場のような レトロな感じの風呂で、オランダ風呂が特に気に入った。宿泊客は夜間も含めていつでも 入浴が可能。チェックアウトが10時なので、例によって九時半過ぎまで素晴らしい お湯を楽しんだ。839:温泉旅人@神戸:2008/05/10(土) 17:11:25 ID:1/ssAGfy
【その他】 チェックイン時に、楽天トラベルから予約したおっさん二人組が、宿では宿泊が受け付けて 無かった様でフロントでもめていた。どうも楽天のミスの様だったが、部屋の レベルを落とす事で泊まれていた。 前日宿泊したホテルは時間の都合で八時過ぎにチェックアウトしたが、今回は10時まで ゆっくり滞在できた。いい宿に泊まると、チェックアウト時の部屋を引き上げる際、後ろ髪を 引かれる気分になるものだ。ちなみにロビーでコーギーを見ることはなかったなぁ・・・ 精算後清々しい気分で館外に出て、もうすこし温泉街を散策してから瀬見温泉駅に向かった。 10時50分発の新庄行きで瀬見温泉を後にしたが、ディーゼルカーの窓からもう一度、 風情溢れる温泉街と、一夜を過ごした宿、そして自分が泊まった部屋の光景を目に焼き付けた。PS 瀬見温泉駅プラットホームに「列車が来ます。ご注意下さい。」という看板があるが、 前に「絶望という名の」という変な落書きがあった。