おくだや｜宿情報

立地・建物 加賀屋や美湾荘などの大型旅館群の立ち並ぶ海沿いのメインストリートより、 さらにもっと奥の和倉の昔から町の中、道が狭い。 宿の向かいはちょうどスナックと実に温泉街らしい立地。 （夜のスナックタイムにはママの歌声の音漏が聞こえます。） 明治42年開業の温泉宿という触れ込みで、今の建物は恐らく昭和30～40年代くらいの木造二階半？ まぁ昭和の旅館がまさにそのまま。ボロ宿のブログにでも載ってしまいそうな感じ。 宿のキャパは総部屋１２室だけど、御夫婦だけやっていらっしゃるようなので、 さばける人員せいぜい10人程度かな。

部屋　通されたのは二階半か三階未満の中途半端な高さの部屋 予約では4畳半だったはずだが、なぜかしら６畳間 テレビ（地デジのみ）、冷蔵庫（空）、金庫、ちゃぶ台、座椅子、クーラー、石油ファンヒーター 押し入れに布団があるので、勝手に敷く。アメニティ類は最低限備わってます。 トイレは共同。割と最近リフォームしたようで綺麗。

風呂　男女内湯それぞれ一つずつで、入れ替え無し。 6畳くらいの広さの浴室を大体斜めに半分に区切って、洗い場と湯船を配置 カランは４つ、湯船は3人も入ればいっぱい。 和倉はナトリウム・カルシウム塩化物泉の4つの源泉を混合して各宿に配湯 しているので、和倉の宿は基本どこも同じお湯。 だが、ここの売りは和倉でも数少ないというリアル源泉掛け流しだそうで。 浴室に入るとツンとする独特の匂いがする。匂いを換気するためか、 窓が開いていてちょっと寒かった。 湯口から高温の源泉がジョボジョボ投入し溢れたお湯が湯船から流れ出す。 高温の源泉を冷ます工夫として、気泡発生装置でお湯を攪拌。 入っていると気泡は煩いが、確かに熱からずちょうど適温で快適。 割と気に入って4回入った。 ４時に宿に入ったときにはまだお湯が溜まっていなくて5時まで待ってくれと言われたが、 むしろ溜まりたての湯に一番に入れたのでラッキー。 夜中も開いていて朝九時まではずっと使えるとか。

　飯　一階の広間が食堂にて　（チェックイン時に食事時間を決める） 夕食　刺身盛合せ（ぶり、鱈の子付け、真鯛？、サーモン）簡易コンロでタラ汁、ブリ大根、 カニ半身、ブリ（ハマチかも）塩焼き、イカの塩辛、もずく酢、タマゴ豆腐という、いかにも和倉 らしく海鮮三昧で盛りだくさん。味もそこそこよくて、魚にうるさい隣県の民でも満足できました。 飲み物はビールと日本酒（宗玄）熱燗と常温だけ

朝食　焼き鮭、きんぴら、温泉卵、がんもどき オーソドックスだけども、御櫃も空にしてまぁ満足。

まとめ

　　　建物がボロいとか設備も飲み物の自販機もないとかほんと最低限みたいな感じだけど、 源泉掛け流しの和倉の湯に入れて、飯もそこそこ旨いんで、大変満足。 それとこの値段なんで、まぁケチのつけようもありません。 もし広い風呂に入りたいなら、歩いて１，２分で総湯にいけばいい。 （行こうかと思ったけど寒いからやめた。） 和倉の町の中をプラプラ歩いたが、大型旅館ばかりで温泉街自体は 特に見どころもないのでツマラんかった。