華柚|宿情報

167:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/14(日) 23:49:52 ID:SziU842k0

熊本県天草弓ヶ浜温泉の湯楽亭、鹿児島吹上温泉のみどり荘、熊本県山川温泉の華柚にそれぞれ一泊の3泊4日旅行をしてきた。 当たりもあれば大ハズレもあった、疲れたのでレポは後日に・・・・・・・

180:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:10:21 ID:CBCKa2Cl0

熊本県小国町 山川温泉 華柚

車でよく行く宿が鹿児島、熊本南部、長崎など少々遠い地域が多いので、熊本北部あたりに適当な宿がないか温ぱらでチェックしていたところ、この宿を見つけた。 気に入ったのは内湯・露天風呂付き一戸建て離れプラン、休前日のupなしな上に、一人泊でも41,000円と、2名利用時の36,000円に僅か+5,000円で利用可、しかも予約時期に制限なし。 平成20年11月オープンの23坪、掘り炬燵と床暖房、内湯と露天はともに掛け流しで24時間入り放題、冷蔵庫内はビールを含め10本まで無料、LAN接続無料ときてる。 ネットでは希望日に空きなしと出ているので、TEL照会したところ男性スタッフから女将さんに相手が替わった。 残念ながら連休のため、離れを含め風呂付きの部屋に空きはないが、風呂なしの和室についてはキャンセルが出て1室のみ空きが出たとのこと。 風呂なしプランには特別なお得感もないので一瞬迷ったが、この宿は立ち寄りを受け入れていないようなので、宿の雰囲気と状況を確認する意味も含め予約をした。

◆料金 離れプラン以外では休前日+2,000円となり、一泊二食19,000円+消費税850円(別途のサービス料の記載はないから、サ込みと思われる)。 飲み物は生ビールが750円、焼酎は魔王や宝山がメニューに1,400円と記載されていた。

181:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:15:29 ID:CBCKa2Cl0

◆立地、雰囲気 騒々しい黒川温泉から近いにも拘わらず、わいた温泉周辺は蕎麦屋がポツポツあるだけで周辺にはお店もなく人里離れた温泉地という印象。 立ち寄り受け入れがないためか、車を駐車させると直ぐに男性スタッフが寄ってきて荷物を受け取りCIすることになる。 旅館は黒川によくある感じで民芸調の雰囲気を出そうとしている。 CIで最初に言われるのは次のとおり。 「夕食は18時、朝食は8時でお願いします、場所は左手の食事処です」 いつも食事時間については、特別な事情や予定がない限り、宿の都合に合わせているので問題はないが、いきなり指定されたのには少々驚いた。 まあ満室みたいだし、一人泊の客については他の客で忙しくない時間帯に済ませてもらいたのだろうなと思った。

◆客室(宿泊当日のiPhoneメモからそのまま転記) アプローチは広く、幅広のバスタオル干しとタオル干しが揃う。 一畳半の板間、右手に約二畳の洗面で鏡も一畳の大きさ、その奥に約一畳のウォシュレット。 はぎの間は八畳の広さの和室に加えて、仕切りなしの書斎が二畳、襖で仕切れる三畳の控えがある。 窓は規格外の大きさで、特に控えの間の窓は一枚が一畳半よりも大きい。 到着時には既に布団が敷かれている。 照明は関節照明を採用しており、天井が高いこともあって心地よい。書斎及び控えには吊り下げ型の丸型蛍光灯?が備わっている。 テレビは26型液晶TVで、日立製、地デジ及びBSデジタルが映る。

◆浴場、温泉 湯は細かな湯の華が舞う無色透明でよく暖まるが、近くの立ち寄り湯で感じられるような硫黄臭はない。 露天は立ち上がればわいた山を望み景色も良いが、何と言うかパンチがない印象。 それでも涼しい風の中、少し熱めの湯に入っていると気分は悪くない。

182:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:20:04 ID:CBCKa2Cl0

◆夕食 長くなるけど、ここでも内容を書かせてください。

食前酒 柚子カクテル

小 鉢 ホタルイカマリネ、根芋辛子味噌掛け、子持若芽、粕漬け烏賊

吸物替 小国大根つみれ鍋~阿蘇りんどうポークスライス

剣 里 烏賊、帆立、ヨコワ

煮 物 蓮根万十

焼 物 甘鯛うぐいす焼き、岩カキフライ

蒸 物 湯葉蒸し

食 事 赤牛ヒレステーキ、香の物、自家製米あきげしき、赤だし

(以上 料理長 福永寛)

食事は客室内のTELに連絡があり、食事処でとる。鰻の寝床のような狭い小部屋で、天井が低く幅も広くなく、一人でも圧迫感があるので4人だと厳しいかも。 掘り炬燵式だが床には炬燵の発熱灯のようなものがあるだけ、入り口の襖は左右1枚づつ障子紙が開けられ、外からお客の食事の進行具合が確認できるようになっている。 またテーブルにはジョイフルにあるのとそっくりの呼び出しボタンがあり、これでピンポンと鳴らして仲居を呼び出すらしい。

18:02頃に食事処に行った時点で食事処の指定部屋に入った時点で各部屋のほとんどが既に埋まっていたのには驚いた。全員がほぼ同時に食事するのか。 料理も煮物までがすべて並べられているだけでなく、煮物には火が点けられ固形燃料は半分程度消費されていた。

生ビールを頼み、夕食開始。不味いとまでは言わないが、美味くはない。山中の宿や民宿で出る家庭料理とも違う。 上手く表現できないが例えるなら、ちょっと品揃えの多いスーパー(デパ地下ではない)の総菜コーナーの素材を並べたような感じか。 素朴さもなく化学調味料で味を調え、きれいな皿に盛り見かけをそれなりにしたと言うか。 鍋の阿蘇りんどうポークスライスは既に煮詰まっており、固いし甘みもない。

183:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:26:50 ID:CBCKa2Cl0

◆夕食(つづき) そして何より問題だと思うのが、給仕係(仲居)がこちらの様子を窺っている様子がないこと。途中トイレに行ったが部屋数に比べて給仕係の数が足りていない。 注意して外の様子を確認していたが、18:45に焼き物を持って来るまで誰も食事の進行具合を確認していない、何のための覗き窓なのかな。 また芋焼酎のメニューに、魔王ロック1,400円(魔王の中でも珍しい魔王です)とか宝山ロック1,400円(宝山の中でも珍しい宝山です)と書かれていたので 冷めた焼き物持ってきた際に、「魔王って家で飲むけど、珍しいって何?宝山も飲むけど、どの宝山?」と質問すると、「何ですかね、普通のじゃないですか」との回答。

焼き物持ってきた18:45頃には小鉢を少々残しているだけでほぼ食べ終え、生ビールも残り少ない状況だった。 それから30分して19:15になっても次の料理を持って来る様子もなく、襖を開けても誰の姿もない。 呆れて部屋に戻り湯楽亭で買ったお土産を車に取りに行き海老煎餅を部屋で食べることにした。 宿の外からはちょうど正面から離れ専用の食事処の様子がガラス越しに丸見えで、こっちと同じように手持ち無沙汰な様子が窺えて笑えた。

部屋に戻ると、CIの際に部屋へ案内してくれた男性従業員が部屋に来て、「食事はまだ残っているのですが」と言うのでもういいですと答えると 「赤牛のステーキやおにぎりでも部屋にお持ちしましょうか」と申し出があったが、その気になれなかったので丁重にお断りした。 会話の印象からすると、どうやら自分以外にも同様に食事の途中で居室に戻ってしまう客がいるようであった。

その夜は空腹を海老煎餅とお湯(空腹時にお茶を飲むと眠れなくなる)でお腹を満たし、朝食の白飯をお茶漬けだけ、おかずなしで食べて宿を出ることに決めた。 風呂にも入りたかったが空きっ腹にはきついので諦めて寝ることにした。

◆朝食 焼き鮭他のおかずもあったと思うが、お茶漬けを一膳食べただけで部屋に戻り、これからCOするから会計の準備をするよう連絡し、15分後にCOして宿を出た。

184:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:31:25 ID:CBCKa2Cl0

◆総評 はっきり申し上げて女将の考える宿の方針、設備に人的サービスが追いついておらず、宿泊料が2万円前後ということを考えると、 他に選択肢はいくらでもありリピートすることは絶対にないと言える残念な宿であった。 特にこの周辺には豊礼の湯など素泊まりでよければコバルトブルーの硫黄泉を持つ宿もあり、お粗末なサービスとお世辞にも美味しいとは言い難い食事を考えると問題が多い。

こういう宿への対応としては自分のように呆れてサービスを放棄するという方策に賛成しない人も多くいると思う。 個人的には前日までの2つの宿が心地よく、ここで文句を言って更に気分を悪くしたくなかったことに加えて 元々は離れに宿泊しようと考えていたことを考えれば、今回の宿泊では2万円ほどをドブに捨てたようなものだとは言え、 離れに宿泊していたと仮定すれば4万円超の料金を支払っていたわけで、逆に2万円分を得したんだと考えることにしたので、この対応になった。

こんなことなら壁湯温泉の福元屋や筋湯の喜安屋に泊まれば楽しい最終日を迎えられただろうとの反省はあるが、これも新規開拓の授業料だったと考えることにした。

185:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 03:36:54 ID:CBCKa2Cl0

◆その他 この宿を一人泊ではなく利用を考えている人いるかもしれないので、注意点を述べるとすると、この宿には施設面以外の人的サービスを期待してはだめだと思う。 食事処には少数のおばさんしかおらず、客室サービスを担当する男性従業員は食事処には立ち入れない体制になっているようだ。

食事処の壁は薄く両隣の家族連れの会話が筒抜けだったが、そのお隣は何度もピンポンを押し、「すみませ~ん」と何度も声を掛けていたが対応は遅く 両隣の家族連れが「遅いねぇ、どうしたんかねえ」と話していたので、一人泊でなくても同様の事態が容易に想像できる。

推測するに宿を改装するに当たっては黒川の宿を参考にしたと思われるが、仏造って魂入れずになってしまった印象が強い。

食事処を造るのは、客室に料理の臭いを持ち込まず部屋を汚さない、熱い物を熱いうちに提供し冷たい物を冷たい内に提供するという目的だけでなく、 少人数でも食事の進行具合に臨機応変に対応する狙いもあるはず。 であれば当然食事時間を30分程度差をつけ少人数の給仕係でも対応できるようにするべきだし、実際そうやっている宿が多いと思う。 今の料理内容と味のレベルに加えて、現在の人員配置では到底満足いくサービス提供は無理だと思う。 宿の関係者には機会があれば青森の古遠部温泉に宿泊し、宿が食事時間の指定をする意味を再確認していただきたい。 温泉に恵まれない福岡からの集客を狙っていると思うし、実際引っかかってしまったわけだが、リピート客は多くを望めないだろう。

186:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/22(月) 13:17:54 ID:Q/AZvwHNO

はずれ宿のレポおつです 華柚て外戸本系でよくオススメされてるんだけど私も何となく避けてたんですよね~ 料理写真がパステルカラーで美味しくなさそうで。なんちゅうか団体ツアーの料理をきれいめに撮ったみたいな。

実証してくれて感謝です。 あのあたりだと松屋に泊まれば良かったですね あとリニューアルしたての山翠を試してほしかった…まあ3ヶ月以内にいってみます

おつかれさまでした

191:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/25(木) 12:46:13 ID:8K09qGgQ0

>>180 お疲れ様。 一般的には酷い宿みたいだが、 俺みたいな夕方から延々と飲み続ける客には 気を措けない宿みたいだね。 今度行ってみます。

194:宿無しさん@予約いっぱい:2010/02/26(金) 13:24:09 ID:Tm/5GNsi0

>>180 連投ごめん。 口コミ見てみると、評価は一見高いものの微妙な宿みたいだね。 ttp://www.jalan.net/kuchikomi/YAD_388390.html

女将さん?も、ときどき返信でいらんこと言ってるのが気になる。 書き込んでる客の一部もドキュなんだろうけど、スルーの仕方があるだろうに。