紫尾湯の宿くすのき|宿情報

368:名無しさん@いい湯だな:2014/01/03(金) 22:47:35.18 ID:zizRJWuJ0

いつも皆様の詳細なレポを参考させて頂いております。 昨年は 4月 紫尾温泉 くすのき荘 に宿泊致しました。 温泉部門は高友旅館,しび荘 食事部門はくすのき荘,春陽館 コスパ部門は亀井荘 がすばらしかったです。

214:名無しさん@いい湯だな:2010/12/12(日) 17:29:02 ID:MYU8MjA00

鹿児島県 田舎の山の中にある紫尾温泉 くすのき荘

1万ちょい みため10室くらいの宿 モルタル外観や内観にそれほど風情はない。

湯小屋だけは簡素な木造り。 温泉はアルカリ(9.47)硫黄湯源泉かけ流し加温加水なし超ぬるぬる。 浴槽は内湯・サウナ・水風呂・寝湯・露天とあり、寝湯がぬるめで長湯できる。 飲泉可たまご味。ガバガバ飲んだが別に腹はゆるくならず。

食事は仕切りあり食事部屋(テーブル)で地焼酎がとびきり。 平日なのに結構客がいるようだった。 前菜が花畑のようにキレイでかつうまかった(焼酎進む)。 刺身や鍋など一般的な旅館コースがベースながら、 とれとれの地元のものを使っておりひと工夫してあるようで美味。一品出し。

部屋はトイレ洗面コタツ金庫つき8畳。

温泉が10時で終わりなのと、夕方~夜は結構日帰り客が来ているのがうざいが 朝は貸し切り状態でゆっくりできる。 帰りがけお湯汲んでっていいですよーと言われて嬉しかった。 鹿児島に来たら必ずリピ決定。

011:名無しさん@いい湯だな:2009/10/28(水) 00:17:05 ID:1Fj14T9S

旅館板に支援カキコすべきか悩んだが、新スレ記念真紀子。

鹿児島県 紫尾温泉 くすのき荘

◆立地 北薩摩の紫尾山麓ののどかな田園地帯にある小さな温泉地。 温泉の泉源の上に神社が建っていて、共同浴場にもなっている。 そのまわりにきわめて小規模の集落があり、宿は3軒くらいか。 くすのき荘は神社の前に建つ。

◆建物 少し古びた昭和40年代風の建物。宿泊棟は2階建。客室数は10室くらいだろうか? 金魚の水槽に合皮のソファーが置かれたラウンジがなんとも懐かしい。 廊下はカーペット敷きで風通しがあまりよくないのか少しひねた臭いがする。 壁紙もシミがついていた。 温泉は宿泊棟から渡り廊下で木造りの別棟へいくようになる。

◆客室 客室は2階トイレ洗面付きの8畳間だった。 やや古いが別段不潔というわけでもない。 2階のせいか、やや暑い。 窓とドアをあければ川沿いのすがすがしい風が通り、 暑さもひねた臭いは感じなくなる。 他の客もみんなそう思っているのか、皆ドアをあけて平気で浴衣姿で涼んでいるのが見えるw さすがに夜は冷えるので皆ドアは閉めていた。

012:名無しさん@いい湯だな:2009/10/28(水) 00:18:37 ID:1Fj14T9S

◆温泉 適温湧出の掛け流しで、九州一ともいわれるPH9.8のアルカリ硫黄泉を堪能する。 なお、紫尾温泉はその強烈な温泉のアルカリで渋柿の渋を抜く、あおし柿が名物である。 食べてみたが、知っている干し柿よりみずみずしく生より濃いがそれほどしつこく甘くはない独特の味だ。 ここは神社からの配当湯の他に、自家泉源を持っているという。 内湯を配当湯に、露天風呂に自家泉源を使っているという。 両方入ったが、あまり違いは感じられなかった。 どちらもヌルヌルがすごく体がナメコになったような感触がすごい。 それに硫黄の匂いもかなりする。 温泉の温度は露天がぬるめで長湯向け。 あまりにヌルヌルなので、このまま入り続けていたら角質が溶けてしまうのではと心配になる。 しかし逆に粉をふいてざらざらとサメ肌状になっていた汗疹あとがあとかたもなく回復した。 ただ温泉は地元人で常に込み合っていた上に22時で終了なのがいただけなかった。 男女別の露天はここだけなので人気なのかもしれない。 おまけに22時前に入りに行くと従業員のお姉ちゃんが複数、 掃除がてら入浴していて「ゆっくり入っていいですよ」といわれつつも なんだか恥ずかしい気がして落ち着かなかった。 (あ、私は女性です) ただ外来客は朝は10時からなので、翌朝は6時~9時まではゆっくり入浴できる。 朝食後にもう一度入ったが貸切状態が楽しめた。 露天から緑の山と青い空が開けて、ヌルヌル湯と別れるのがつくづく惜しく感じた。

013:名無しさん@いい湯だな:2009/10/28(水) 00:24:16 ID:1Fj14T9S

◆料理 ブルーライトが田舎のバーのような雰囲気の不思議な食事処にて。 ライトのせいかボックス席風に見えるが、堀ごたつである。 家族づれなどは別に個室が用意されるらしく、この食事処には来ないので一人でも静かにいただける。 料理は大変美味しい! 薩摩地鶏のたたきに鹿の刺身、きびなごやカツオ・生エビの刺身、カニのお椀に 「とんこつ」に、黒豚の温泉しゃぶしゃぶと地元色たっぷりだ。 温泉しゃぶしゃぶは黒豚やモヤシ・キャベツ・きのこなどを温泉でしゃぶしゃぶするのだが硫黄の強い温泉で洗うと 逆にさっぱりとしてこれまた美味しい。肉も結構な量があった。 また、地元産の焼酎を頼んだら、ポットに冷ました温泉を持ってきてくれた。 温泉割にするとよいのだという。 芋焼酎を硫黄の香りがきつい温泉で割ると、これまた芋の香りが強調されて野趣あふれる旅の味になった。旨くて酒も食も進んだ。

朝食は同じ場所で目玉焼きにさつま揚げ、サラダに漬けもの納豆冷奴の和朝食。 それにしても焼酎の温泉割はそうとうハマり、部屋でも寝酒がわりにガンガンやった(笑) ヒヤでもホットでもいい。 ホットだと芋の香りが勝り、ヒヤだと硫黄の香りが勝る気がした。 宿の人が気を利かせて温泉ポットのお代りを持ってきてくれたのもよい。

◆総評 帰りに温泉割の芋焼酎が気にいったことを告げると、 「汲んでいったらいいわ」とフロントのお姉ちゃんが2Lのペットボトルをタダでくれた。 温泉は飲むと胃腸にもよいといい、温泉利用客はみんな温泉をタダで汲んでもOKなんだという。 そういえばたくさん飲んだのに、酒は体内にほとんど残っていなかった。温泉のご利益だろうか。 汗疹も治ったし、明るい気持ちで宿を出た。 ちなみに払いは焼酎3合分入れて1万くらいだった。 少々建物が古いのと、夜の入浴時間が早すぎる以外は、大変よいお湯と料理と焼酎が堪能できて当たりの宿だった。