182:ビバノンノン:2011/09/20(火) 18:53:12.74 ID:unx4GC5K0
【平治温泉】
万座・鹿沢口駅近く、「幻」のアワアワ名湯。
ネットでは共同湯と紹介されているが、それは誤り。個人所有のジモ専だった。
カギがかかっていたり、あるいは浴槽がカラだったり…せっかく行ったのに入れない例も多いらしい。
場所も教えてはいけない、とか(以前いたずらがむごく、閉鎖されていた時期もあった)。
駅前の観光案内所でも教えてはくれない。
それを何とか見つけ出し、緑の中に粗末な湯小屋を見つけたときの喜びといったら!
私が訪ねたのは午前11時半ごろ。
引き戸に手をかけると「おっ、開く。ラッキー」。
浴槽はじめ、中の様子も実にさびていてい~い感じです。
しかし、掃除したてとみえて、湯は浴槽(畳2畳ほど)に4分の1ほど。
一瞬躊躇したが、ドバドバの大量投入、すぐ溜まるはず。
200円を料金箱に入れ、服を脱ぎ、浴槽に寝そべるように身を沈めた。
湯は薄白濁。その正体はアワ。温度は人肌で、実に心地よい。
泥っぽい臭いは少し気にかかるものの、マニアに人気の温泉をひとり占めできるとは…。
数分で浴槽いっぱいになり、後はもったいないくらいの大量掛け流し。
新鮮このうえない湯に、至福のときを楽しんでいた。
すると…。
「誰にことわって入っているんだ」。突然現れたジモに難癖をつけられた。
「えっ、ここは共同湯じゃ…」
「違う。個人所有で有志がやってるんだ」
「す、すみません…」
「どこから来た」
「東京です」
「…」
「出た方がいいですか」
「いや、いい」
それなら料金箱も撤去してくれ、といいたくもなったが、こうして何とか入れた次第。
共同湯でないとわかった以上、新たに訪ねる人が入るには「直接交渉」しかない?
ジモが入りに来る午後3時以降訪ねるのが確実かも。