ホテル湖城閣|宿情報
084:名無しさん@いい湯だな:2022/01/10(月) 14:23:58.07 ID:lqJp043Q0.net
群馬県 猿ヶ京温泉 ホテル湖城閣 土曜一人16800円
じゃらんクーポンや県民割で実質9000円ほど
館内・部屋
昭和のホテル
ロビーは革式の椅子があり、だるまさんや剥製が飾られテレビがつけっぱなしになっている
外観もそうだが色々と草臥れており、雨漏りがしている場所もあった
部屋も入った瞬間、古臭いような臭いがする
アメニティは一通りあり、洗面所トイレ付
トイレはウォシュレットだが、故障していたのか水が出なかった
部屋も温泉もそうだが眺望は極めてよく、窓から赤谷湖を一望することができる
食事・夕食
上州牛のすき焼き、豚の角煮、ワタリガニのグラタン、カンパチ・サーモンの刺身、先付各種、酢だこ、湯葉の葉ワサビ和え、白菜の古漬け、お吸い物に白米
デザートは一口ケーキにオレンジ
厳しい言い方になるが、これまた昭和の温泉宿の食事
お米はピカピカで美味しく、素材は決して悪くはないんだろうけど、なんというか味付けが凡庸
お吸い物は一口飲んだだけでカツオ出汁だとはっきりわかるし、ワタリガニのグラタンにはトウモロコシの粒が入っていたり、チープさが感じられてしまう
まずいわけではなく、温かいものは後出しで出してくれるなど心遣いもあるのだが、感動のようなものはない
もっともお正月明けだからろくな食材がなかった可能性もあるので話半分に聞いてください
食事・朝食
謙信汁、鮭、卵焼き、ハムサラダ、梅干に柴漬け、刺身蒟蒻、納豆、岩ノリの佃煮、ふきの煮たの
希望者には温泉粥もあり
配膳時、みそ汁としか説明されなかったけど、帰ってみてHP見たら名物の謙信汁だったっぽい
もっとも、中身は大根、ニンジン、ゴボウ、蒟蒻、豚肉と豚汁と何が違うのかはわからないが
ただ、これは美味しく一番気に入った
また、食後コーヒーサービスあり
温泉
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉・塩化物泉
おそらくは猿ヶ京唯一の自家源泉持ち
63度の高温泉が197L/Mと豊富にかけ流されている
加温、加水、循環消毒すべてなしなので、寒さの厳しいこの時期が一番たっぷりの湯を味わえるのでは
内湯浴槽はLを横に倒した形でかなり大きい
中央に湯口があり、そこからこんこんと湧き出したお湯がしずしずと注がれている
他、湯中に潜ったパイプからも熱い湯が出ており、供給量はかなり多く湯は新鮮
コップも備え付けられていて、飲んでみると微かな塩味にまろやかなミネラルを感じ、おなかの中から温まってくる
匂いは石膏臭だけれど、四万のそれのようにはっきりとわかる匂いではなく、奥にこもったような仄かな感じ
肌触りは最初はヌルツルするけれど、一巡すると硫酸塩の引っ掛かりが強い
熱めのため長湯は難しいが静かにしていると結構な泡付もある
分析書上では、微量だけれど鉄や臭素、硫化水素も含まれていて風味に影響を与えそうだけれども特に感じられることはなかった
熱めの湯で、入りしなはピリッとするけれど、いったん浸かってしまえば柔らかくとろみを感じる湯が体に吸い付いてくる
一瞬不感温か? と錯覚してしまうほど、湯が体になじみぬくぬくと心地よい
もっとも、湯宿にも似たパワフルさも持ち合わせていて、すぐに動悸が激しくなるのでのんびりするのは難しいが
猿ヶ京は川古や湯宿など他の三国温泉郷と比べるとイマイチ湯の良さについて触れられることが少ないが、ここの湯は実に素晴らしい
食塩泉の力強さ、石膏泉のホコホコ、硫酸泉の爽快さ全てが備わっているハイレベルの湯
なお、露天も併設されているのだが、小さめの湯船のためか極めて熱く、浸かることができなかった
また、別に混浴の大樽風呂などもあるのだけれど、鮮度的には内湯の圧勝なので、まあオマケぐらいに考えればいいんじゃないかな
色々設備にガタが来てたり、明らかにマンパワーが足らない部分なども見られますが、温泉は本当に素晴らしいところです
湯にこだわりがある方は訪問の価値があります
127:名無しさん@いい湯だな:2022/01/13(木) 07:49:57.05 ID:jwYyzAQn0.net
>>84
猿ケ京の湖城閣は、素泊まりがオススメ。
他の泊まり客が一定の時間に食事をしている間に露天風呂を一人占め出来る。
って長年言われ続けてきたら、二度目(17年)に行った時は同じ事を考えた人で混雑した。