048:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 21:56:42 ID:QvlRqPbQ0
青森県下風呂温泉(下北郡風間浦村) さつき荘
一泊二食 8,500円+暖房代500円+ビール大瓶1本が600円(すべて税込み)
【部屋】
元は別部屋として使っていたものを中敷居を取り払って繋げたもの。建物はかなり古いが部屋は清潔に掃除されていて良し。
暖房は昔懐かしい灯油ストーブ。恥ずかしながら火の点け方を忘れていて少し苦労したwトイレと洗面は廊下の共同。
【風呂】
硫黄泉で有名な下風呂でも黒い湯の花による黒湯を源泉に使用する唯一の旅館として有名。
この黒湯を目当てに下風呂ならここという常連さんも多い。源泉量に難があるらしく、一時休業していたとの話も聞いた。
現在はもう一本別の源泉からの引き湯と黒湯の2本の湯口があり、うまく調節して掛け流ししている。
宿泊時は黒ではなく灰色に近い感じだったが、手ですくうと黒い湯の花を確認。じっくり浸かって上がると腹の肉の間に黒い一本戦がw
風呂の造りは素朴な手造りだが、何とも言えない味が出ている。完全な貸し切り制でじっくり黒湯を堪能できて良し。
熱湯でしられる下風呂の中でここだけは長湯ができるちょうど良い湯温なので満足できた。
【食事】
夕食は部屋食で、お膳を二つ重ねて持ってきてくれる。下北の海の幸を活かした素材重視の料理で男でも食べきれない。
まさに下北の海の幸のオンパレード。お腹をすかして備えた方が良い。朝食は1階の食事処(宴会場?)で。
【その他】
湯も良いけど人が良いのも印象的。息子さんが切り盛りをしているようだが、この息子さんが熱心。
やって来られたお客様に満足して帰ってもらおうという熱意が伝わってくるし、言葉遣いや態度が丁寧で好印象。
そう言えばTELで予約した時に、「何でウチをお知りになりましたか?(ネットやHPでと答えると)じゃあボロだって知ってますね」だってw
朝食の時に少しお話ししたお母さん(大女将?)の話も記憶に残る。旅館を始めた頃のこと、
金屏風を大金で買ったけど硫黄泉の影響で金が真っ黒になってしまったこと、趣味でやっている和紙の人形で何度か個展を開いていることなど。
【感想】
快適設備が必須な人には向かないかもしれない。でも温泉が好きで割安な宿を求めている人にはお勧めできる。大食漢ならぜひ夕食の完食に挑戦してほしいw
とにかく広い黒湯の湯船を一人で独占できる幸福感は他には替えられない。自分もまた下北に行く時はやっぱりここかな。
049:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 22:17:52 ID:evmOrDEY0
>>48
レポサンクス。
さつき荘の風呂は貸切利用みたいな形になるのかな?
あと、共同浴場とかは行かれました?
050:49:2007/03/26(月) 22:20:07 ID:evmOrDEY0
あっ、ごめんなさい。
「完全な貸し切り制」と書いてありましたね。
052:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 22:35:54 ID:QvlRqPbQ0
>>49
基本的には貸し切りだけど(入り口の札を「利用中」にする)、宿泊客が男性ばかりの場合は了解をとって一緒に利用可能。
湯船自体は数人が入っても余裕あるつくりだから。
共同浴場については、地元の人曰く、利用者が多いだけにいくら湯が流し込まれても昼前には「湯が死ぬ、新鮮さ・清潔さが失われる」とのこと。
だから日中は湯船が適度な大きさの旅館の湯の方が良いよと言われた。まるほん旅館は寄った。娘さんが美人だったw
湯も雰囲気あってよし。どこの旅館も玄関から硫黄の香りが嗅げる。同じ硫黄泉でも数種類の源泉があるので少しづつ違うらしい。
ところが朝方に共同湯、旅館の湯に入るのは私には無理。もの凄い高温!新鮮なのは確かでも入れない。
自分には多くの人が入って湯温が下がった夕方以降か、さつき荘の黒湯以外は無理だと思う。雪の日でこれだから夏は・・・
051:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 22:22:26 ID:QvlRqPbQ0
青森県百沢温泉(弘前市百沢~旧岩木町) (株)百沢温泉
素泊まりのみ 4,000円(税込み)。食事処はなし、売店ではビールやジュース・つまみ等が市価で割り増しなしで売ってる。
歩いていける食堂は近くにある、スナックが予約すれば朝食・夕食を作ってくれる。ここも宿の関係者がやってる感じがした・・・
【部屋】
トイレ・洗面は共同だが、部屋は広く機能的。暖房は温風ヒーター。布団は自分で引く。
【風呂】
ここは基本的に日帰り入浴中心の温泉銭湯というか温泉センター。日中はもの凄く多くの客が来る温泉施設。駐車場も休憩室も広い、広い。
お客が多いから湯の新鮮さ、清潔さに不安は一切なし。それもそのはず、とんでもない良の湯がどばどば掛け流しされている。
湯船からどばどば湯が溢れ流れ出している。土類系の湯で非常によく暖まる気持ちの良い湯。床には成分がこびりつき凄い跡が。
とにかく湯量が凄いらしく、朝はその湯をスプリンクラー状に駐車場に流して雪をとかしているほど。
特筆すべきはその湯船とは別にちょうど一人用の寝湯。ここには別の源泉からの透明な湯が流し込まれており、何と何と炭酸泉。
それもかなり高めの湯温の炭酸泉。この高温で信じられないほどの炭酸の泡が体中につく。それが一人用の湯船にじゃばじゃば掛け流し。
この近所にある立ち寄り湯の炭酸泉に寄っていなければ、狂喜乱舞して喜んだことだろう。それくらい近隣の立ち寄り湯の炭酸は凄い。
それにしても青森県は硫黄泉や塩化物泉という情報が多かったけど、炭酸泉の数も非常に多い。
なお、ここは日帰りの温泉センターとしての性格から、立ち寄りが終わる22時から2時間は従業員総出で浴場の大掃除があって風呂は使えない。
その代わり24時からは新しい湯で充たされた湯船を独占で貸し切り利用できる。湯量が多いこともあって掃除の時間以外は湯は出っぱなし。
【感想】
食事付きが頼めないのが難だが、この近辺は種類豊富な湯の温泉地、立ち寄り湯に恵まれており、有名温泉地の予約が取れなかった場合には絶好の宿泊地。
もちろんここの湯を目当てに宿泊するのも良し。ここの社長はかなりの遣り手経営者のようで何ヶ所かの温泉を経営しているらしい。
053:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 23:17:12 ID:QvlRqPbQ0
青森県湯段温泉(弘前市常磐野湯段?~旧岩木町) 民宿じょっぱり
一泊二食6,500円(税込み)、急いで出発して領収貰うの忘れたこともあり入湯税やビール代いくらだったか忘れたが、とにかく格安。
【部屋】
めちゃめちゃ広い。カーペット敷き。百沢温泉と同じで布団は自分で敷くし、タオル、バスタオルは持参すること。
暖房は温風ヒーター。旅館の前からも部屋からも雪の岩木山が望める絶景!ケチのつけようがない。
【風呂】
湯段温泉でも別系統の源泉らしく、派手さはないがジワジワ体に浸み入ってくる。いつでも入れるし、刺激が強くない分何度でも入れる。
百沢温泉とは違ってシャンプー等も揃っているw たぶんご主人の手造りの浴場だと思う。ジワジワって言う表現がぴったり。
【食事】
夕食・朝食ともに1階の食事処で。時間は決まってません、て言うか、準備ができたら呼びに来るって方式。もちろん指定も無理っぽいw
内容はちょっと信じがたいほど、内容豊富、熱々のできたて、天ぷらも揚げたてサクサク、見た目も非常に綺麗。
この料金でこの内容、この美しさは男女問わず大満足間違いなし。ちなみにご飯、汁は自分で盛ります。
飲み物頼んだらあとはお任せで奥さんはさっさと出て行ってご自由にどうぞ、何かあったら言ってくださいという方式。
デザートまで完璧に用意されていて何に文句をつければ良いのやらw
【ワンちゃん】
ここの犬がめちゃめちゃ可愛い。もの凄く人懐っこくて、直ぐに寄ってくるのに一回も吠えたりしない。吠えているのを聞いていない。
猫派の自分もノックアウトの可愛らしさ。部屋の窓を開けるとその音に気づいて2階のこっちを振り向いてくる。
隠れてそっと覗くと雪に中で横になって寝てる姿も可愛い。とにかく可愛い犬で、撫でて手を出すとベロベロなめてくれる。
このワンコに会う目的だけでもまた行きたくなる。
【感想】
ここまで読んでもらえば分かったと思いますが、温泉民宿というより完全なペンションスタイルです。
「こっちは客なんだから、こっちのわがままを聞け」って人には向かないし、ご主人も受け入れ拒否しそうな気がする。
建物も見る限り普通の一軒家。ご主人の考え方が隅から隅まで一貫していて、かえって清々しい気がする素晴らしい宿。
この料金でこの内容ができること自体が驚き。すべてをこの宿、ご主人に任せてゆっくりすれば至福の一日になるでしょう。
ご主人は派手に宣伝する気は一切ないようで、ネットで評判見たと言って来るのは歓迎していなそうだから気をつけて。
雲仙のかせや旅館を人情派からドライ派に転換させたような宿。
と言っても奥さんはとても感じの良い人だし、朝食後直ぐの急ぎの出発時には、にこやかなお母さんが出てこられて
青森リンゴ3つとリンゴ酢1パックをお土産に持たせてくれて、最後まで見送ってくれました。絶対にまた行く。
054:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 23:37:37 ID:QvlRqPbQ0
青森県古遠部温泉(南津軽郡碇ヶ関村)
一泊二食7,200円+暖房費300円、ビール大瓶500円(全て税込み)
【部屋】
必要十分な広さと設備の宿。TVもポットもちゃんとあるが、タオル等はなし。
【風呂】
日帰り客の帰った20時からだったか1時間くらいは掃除のため利用できない。
【食事】
民宿じょっぱりを上回る美味しさ、熱々さ、美しさ。今回の旅で最も満足した。
民宿じょっぱりの一枚上を行くご主人至上主義、夕食は17時から朝食は出来上がってから。
【感想】
温泉が好きなら、がたがた言わずに泊まれ。日本最高の温泉を夜に独占して味わえ。俺は料金倍でも払う。
加賀屋、由布院御三家、半水廬の宿泊回数を競うな、こういう宿に一生の間に何回巡り会えるかが温泉の醍醐味だ。
青森県最高!JALは青森便運行休止を思いとどまってくれ!
055:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 23:40:32 ID:QvlRqPbQ0
長々と書いてスマソ。とにかく青森県最高!カーリング最高!温泉最高!青森の人々最高!
これから年1,2回は青森行く予定。九州の馴染みの宿に行く回数が減っちゃうなあ・・・