行き当たりばったり北東北の旅|旅行記

616:名無しさん@いい湯だな:2008/03/28(金) 23:49:55 ID:Oc9V+vM7

●青森・平川市(旧碇ヶ関村)・古遠部(ふるとおべ)温泉

「トドの聖地」として有名な?古遠部温泉に行ってきた。3/23(日)~25(火)と2泊。 1泊2食で7,200円(税込)+暖房費300円。予約は直接電話で。休前日の一人泊もOKとのこと。 宿泊客は1日目は私一人、2日目は自炊湯治のご婦人と二人。湯治客が一段落して、 いくらかヒマな時期らしい。道路にすでに雪はなく、道ばたにはふきのとうが顔を出していた。

◆交通 東京→八戸→弘前→津軽湯の沢と乗り継ぎ。次の駅はもう秋田県だ。 駅から送迎で10分程度。東京を10時頃に出て、宿に着いたのは15時40分頃。

◆部屋 泊まった部屋は6畳+広縁。あちこちすきまが目立つが、まあ支障はないだろう。 布団はすでに敷いてある。アメニティは浴衣、丹前、タオル、歯ブラシ。バスタオルなし。 テレビはあるが映りはあまりよくない。暖房はファンヒーター。冷蔵庫・金庫等はなし。 鍵なし(内鍵代わりのフックがある)。トイレ・洗面所は共同。

◆館内 古ぼけた宿が山の斜面にへばりつくように建っている。全10室、だったかな。館内はきれい。 自炊用の炊事場もあり、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機等もある。ジュース・ビールの自販機あり。 アイスクリームありw 品数は少ないが、カップラーメンやおつまみも置いてある。 トイレは男女共用。汲み取り式なので携帯や財布の落下に注意w 携帯は圏外。 それと玄関脇に犬2匹。「熊が出ることがあるので番犬代わり」(ご主人談)とのことだが、やたら愛想がいい。

◆食事 2食とも大広間で。夕食は17:00、朝食は7:00~7:30。ここの食事は・・・おいしい。 特別凝った料理でもなく、高価な食材を使ってるわけでもないが、一品一品口に運ぶのが楽しみだった。 ふだん使わない言葉で言えば、「心のこもった料理」ってヤツw アツアツの天ぷら、岩魚の塩焼き、おいしかったな。ごはんは自分でジャーからよそう。 連泊の場合、昼食にはそばや丼物が頼める。

618:616:2008/03/29(土) 00:30:36 ID:AbU3nE02

◆風呂 男女別の内湯のみ。設備は・・・腰かけ、ケロリンの桶があるだけ。シャワー、カランは言うに及ばず、 石鹸、シャンプーもない。浴室に入ると強い金気臭。 1.5×3.5m程度のヒバの浴槽に、極太の塩ビパイプから大量の源泉が掛け流されている。 ザバザバ、ガバガバ、ドボドボ、ザコザコ、ジャージャー、ジャブジャブ・・・お好きな擬音をどうぞw 浴槽内の湯は薄く茶色に濁っている。白いタオルはみごとな「古遠部」染めになる。 洗い場は浴槽からあふれ出たお湯が流れを作り、乾いている所はほとんどない。 ここでは湯船に浸かるよりも、洗い場でトドになるのが非常に気持ちいい。 ふだん寝転がることはしないのだが、ここでは一度尻をつけると動く気がしなくなる。 今回は日帰り客が帰ると完全に貸し切り。あんなかっこしたり、こんなかっこしたりしてwトドを楽しんだ。 それにしても湯のかかるところは析出物でみごとに分厚くコーティングされている。総ヒバ造りらしいが、 木の面影はどこにもない。排水口から流れ出たお湯は沢に流されているが、途中、黄土色の析出物が 大量に堆積し、成分の濃さを物語っている。

日帰り時間(9:00~20:00)は、平日でも客が途切れることなく訪れてた印象がある。 浴室もさほど広くなく、トド状態で滞在時間が長いせいか、けっこう混み合うときがある。 20時~20時半の清掃後に、ゆっくり入るのがオススメだ。

今回は古遠部の1泊だけ予定して、後は行き当たりばったり。連泊も風呂に入ってから決めたw で、この後は湯の沢温泉へ。レポはそのうち・・・

620:名無しさん@いい湯だな:2008/03/29(土) 18:37:14 ID:eTrBH3YW

●青森・平川市(旧碇ヶ関村)・湯の沢温泉・秋元温泉

3/25(火)~26(水)と1泊。1泊2食で8500円(税込)+暖房費630円。予約は直接電話で。 休前日の一人泊について尋ねたら、「だいじょうぶよ~、いつでもすいてるから」と言われたw その割には20人近くが宿泊。大半が "over70s" で湯治で連泊している人が多い。

◆交通 津軽湯の沢駅の一つ弘前寄り、碇ヶ関駅から送迎で15分程度。 日帰り客も送迎してくれるようで、8:00~17:00の間、電車の到着時刻に合わせてバスが出る。 途中、商店で食材の受取りなどしながらのんびりと宿へと向かう。

◆館内 湯の沢沿いに細長く建物が続く。手前が旅館部、奥が湯治部。全34室。 旅館部は一度火事で焼けたらしく、比較的きれい。帳場隣に売店があり、20時頃までやっている。 この日は静かだったが大広間にはカラオケがあるらしく、昼間はにぎやかかも。

◆部屋 泊まった部屋は6畳。畳がややへたっているが、まあ許容範囲だろうw 窓の外からは沢の音。布団は折りたたんだ状態ですでに用意されている。 アメニティは浴衣、丹前、タオル、バスタオル、歯ブラシ。冷蔵庫・金庫等はなし。 鍵なし(内鍵はかかる)。トイレ・洗面所は共同。携帯は圏外。ご多分にもれずテレビの映りはよくない。 暖房はガスストーブだが、夜間はガスの供給を止めてしまうようだ。(22:00~6:00頃?) その頃はもう寝てたけどw

◆食事 2食とも部屋食。夕食は17:30頃、朝食は7:30頃。よくある食事。古遠部の後だったので、 ちょっと見劣りするw

621:620:2008/03/29(土) 18:41:30 ID:eTrBH3YW

◆風呂 混浴の大浴場(シャワー付きカラン×2)と男女別の小浴場(シャワー付きカラン×1)。 小浴場は2人も入ればいっぱい。いずれも石鹸・シャンプーの類はない。 大浴場は混浴だが、脱衣所は男女別になっている。浴室に向かうガラス戸は透明だけどw 浴槽は楕円形で中央に板の仕切りがあり、手前が女性用、奥が男性用となっている。 お湯はやや緑がかった濁り湯。やや熱めの湯が体に染み込んでくるようで非常に気持ちいい。 ただ、浴室に入った瞬間、何とも表現しがたい臭いが襲ってくる。私にとっては邪悪な臭い。 ドブや下水の臭いにたとえる人もいるw まあ、そのうち気にならなくなるが。 この日は20時過ぎには旅館内は静寂の中。風呂も貸切でゆっくりと入れた。

それとお湯に入った瞬間、爪やかかとが真っ黒に色変。古遠部の鉄分と湯の沢の硫黄分の化学反応。 耳にしてはいたがあせったw

弘前に用事ができたので、他の二つ(湯の沢山荘、なりや)の立寄りは断念。 そうじゃなきゃ、そのまま日帰りで秋元の部屋借りようと思ってたのに・・・残念。 重量級のお湯が続いたので、締めは濃厚だがあっさりめのw日景温泉を再訪。

623:620:2008/03/29(土) 20:16:23 ID:1dVA1NTx

●秋田・大館市・日景温泉

3/26(水)~28(金)と2泊。予約は直接電話で。再訪なので詳細は>>340,>>342をどうぞ。 今回の部屋11,700円。6畳+4畳半で冷蔵庫あり。トイレ・洗面所別。 4畳半の部屋には既にふとんが敷いてある。こっちのほうがいいかな? 風呂もいくらか近いし。・・・再々訪は9,600円の冷蔵庫なしの部屋、 はたまた3食付8,000円ちょっとの湯治コース(3泊以上)になりそうだw

宿泊客は少なく、1日目は6人(男の一人旅4人+ご夫婦)、2日目は5人 (ビジネス利用と思しき2人+フランス人2人+私。全部男)てな具合。 そんなわけで、夜は怖いくらい静かだった。

・・・大浴場で体を洗って内湯でよく温まり、ぬるめの露天にしばらくつかる。 一休みした後、湯治部の浴場で妄想wいや瞑想のひととき。 いつ入ってもこっちは気持ちいい。めったに人は来ないし。

猫の茶々丸はなかなか姿を見せず、今回は会えないかな?と思っていたら、 最終日の朝、薪ストーブの前で毛づくろい中。メタボ気味で苦労してたw

さあ、来週は病院で検査検査の日々だw 入院、手術ってことにならなければいいんだけど。 そうなったらそうなったで、術後療養と称して湯治宿を巡るとするかw

624:名無しさん@いい湯だな:2008/03/30(日) 16:45:03 ID:i1cvdgIl

>>623 貴殿と似た行程を貴殿より一週間前にしてきたw ところで日景は湯治部の湯を楽しんではいないようですね 次回は是非どうぞ!古遠部、湯ノ沢の超重量級の後に あの超軽量級(失礼!悪い意味じゃない)の硫黄臭たっぷりの単純泉は絶品ですね あの刺激の無さとマッタリ感にもかかわらず、浴後に体にまとわりつく硫黄臭は 九州の奴留湯温泉を彷彿とさせるものがありました

625:623:2008/03/31(月) 07:41:22 ID:jdKi6lSq

>>624 あっ、わかりにくい書き方をしたかもしれません。湯治部の内湯は都合4回入りましたw 受付では大浴場のほうしか紹介しないので、知らないで帰る人もいるようですね。