盆休み鉄道旅行 in 東北|旅行記

735:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 07:47:59.18 ID:ESrMYePW0.net

■はちのへ温泉旅館(盆休み鉄道旅行1/6泊目)

電話で予約、朝食付き5000円 素泊まり4500円、朝食+500円、夕食+800円という料金設定

自宅から東北新幹線→山田線→三鉄北リアス線→八戸線(リゾートうみねこ)と 北三陸の海辺の景色を堪能し、八戸駅下車からの宿泊

●ロケーション等 八戸駅から徒歩約10分、市街地にあり鉄道での旅行良し 隣りの温泉銭湯に併設されているオールドスタイルのビジホ。 徒歩3分の場所にスーパーマーケットや100均があり、何かと便が良い。

●部屋 和室6畳 所謂はたごなので、布団はチェックイン時に敷いてある いかにも昭和といった感じで古いが、湯治経験のあるような人なら苦にはならないレベル オーバースペックのエアコンと、最強にしてもなお冷えの悪い冷蔵庫が印象的 トイレは別で合宿所系、風呂はなし(隣の温泉銭湯を使う)

●食事 ビジホ伝統のあるある和朝食で可もなく不可もなく。 暖かいものが食いたいなら付けても良いが、これといって目に付くものはないので 近所のスーパーで好みのものを調達するか、時間に余裕があれば 八食センターまで足を伸ばして夕食ついでに買ったりする方が満足度は高いと思う。

●風呂 旅行の脇役にはできない実力派。 旅館からは1階のフロントでリンスインシャンプー&ボディソープを借り、 2階の渡り廊下を渡っていくので、近いが結構時間がかかる。 温泉浴槽はかなり熱め44~45度の源泉掛け流し浴槽(長方形キャパ約10人)と その3割くらいの大きさのややぬるめ41度程度の加水掛け流し浴槽がある 他には泡風呂、電気風呂、水風呂、サウナと意外に充実。 対流目的なのだろうが、源泉浴槽内のバイブラは余分。 湯量は60l/分ほどのザバザバ掛け流し ↓感覚的なスペック

・視覚︰入るとギリギリ底が見えるくらいのささ濁り黄土色(加水浴槽は色が薄い)

・嗅覚︰ツンとする磯の香りに混じって、金気臭+弱土類臭+微アブラ臭

・味覚︰かなりの塩辛+鉄味+海藻のようなダシ味(加水浴槽もかなりしょっぱい)

・浴感︰ガツンと来てズシンと来る強烈な温泉。肌触りはキシキシ感

高張性でかなり実力派の温泉。塩分が強くクソ温まるので陸奥の厳しい寒さにはうってつけ。 山を挟んで反対側になるが、不老ふ死温泉にやや近い気がした。 風呂場はご年配の紳士・淑女の社交場のようで、かなり混雑する。 朝も5:30頃には驚くほどの盛況でした。 お風呂用品による場所取りの習慣があるようで、そこはなんだかなあ。

●総評 交通の便の良さと泉質の良さ、これに尽きる。 旅行の中継的にも使えるだろうが、それに温泉の実力が兼ね備わっているのが嬉しい。 鉄道旅行者で泉質至上主義の人には是非お勧めしたい。 スケジュールが合えば今後も利用したい。

736:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 08:03:26.74 ID:XuBvgt2c0.net

>>735 乙

HP見ると掛け流しなど無さそうな健康ランドっぽく見えますがなかなか良さそうな温泉ですね。 自分は電車乗らない派だけど高速ICも近いし楽しそうな施設。

737:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 08:20:28.36 ID:Z6R3YDhv0.net

>>735 今は無き「八戸温泉駅前旅館」の姉妹館だったとこだな。

738:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 09:11:21.71 ID:ESrMYePW0.net

■百沢温泉 温泉旅館中野(盆休み旅行2/6泊)

じ○らんで予約、二食付き9500円

五能線が大雨で不通になってしまったため、急遽予定を変更。 八戸→青森まで青い森鉄道に揺られ、奥羽本線で弘前へ。 さらに弘南鉄道で平賀まで出て新屋温泉を堪能した後、 もう一度弘前までもどり、そこから弘南バスで百沢へ。

●ロケーション等 弘前駅からバスで約30分、岩木神社前バス停から徒歩約2分。 隣の中野食堂と一緒に、古き良き家族経営の模様。 外観はかなり年季の入った文化財っぽい感じ。 「山里の小集落」という雰囲気によく合った、好感の持てる構えの建物であった。

●部屋 和室8畳+広縁 館内は山の古い旅館にありがちな迷路系で、全体的に年季が凄い。 室内もかなり古く、障子は完全に占めても1cmほどの隙間ができるほど傾いている。 一応エアコンは付いているが効きは悪い。冷蔵庫なし。トイレ別。 中庭には池があり鯉が泳いでいるが、部屋の外は工事中で景観は荒地と重機・・・。 部屋や居住性には期待してはいけないかな、という感じ。

●食事 岩木山への登山客が多いようで、夕食はとにかくたらふく食わせてくれる。 刺身は普通の量だが、ジンギスカン風の豚焼き鍋、鳥と茸のホイル焼き、 焼き魚は赤魚と鰻の二種とどれも必要以上に量が多く、全部を胃袋に収めるのに苦労した。 味は青森らしく総じて濃いめ。洗練されてはいないが、あたたかみがあってこれはこれで良い。 朝食は普通の旅館食で特筆すべきものはないが、これも全体的に多め。

●風呂 古い内湯が一つだけだが、なかなか趣深い風呂場だな、というのが率直な感想。 カラン・シャワーは、古い温泉旅館お馴染みの、温度調整の難易度が高く湯量の少ない旧型仕様。 湯船はひょうたん型をしており、湯口付近に一人用の小浴槽と、 その下流に5~6人の円形の浴槽が合体したような形。 掛け流し量はドバドバとかなり多量、80l/分はあるだろうか。 浴槽はそれほど広くないので、お湯の回転率はかなりのものだと思う。 鮮度が高いのでとにかく入っていて気持ちよく、パリッとした背筋の伸びる熱湯。 上流の小浴槽は劇熱の45~46度。最下流でも44度とかなり熱め。 ↓感覚的なスペック

・視覚︰透明度1.5mほどの、青白いささ濁り。

・嗅覚︰それほど強くない金気臭と砂のような土類臭の混ざった臭い。

・味覚︰適度な塩味と鉄味。直感的には血の味にかなり近い。

・浴感︰前日のはちのへ温泉のようなガツンドカン系。強めのキシキシ感

かなり良泉なのだが、二日連続で体力を削られる温泉だったのであまり長湯はできなかった。 小分けにして3回入ったが、はちのへ→百沢はかなりきついコンボで、部屋ではほぼグロッキーだった。 掃き出し窓の外は牧歌的な長閑な丘が広がる。結構好きな景色。

●総評 近くに有名度どころがあるのであまり宿泊の機会はないだろうが、風呂場の雰囲気は気に入った。 食事の量が多いので、大食漢の人には良いのでは? 何より、突然のスケジュール変更による前日一人予約にも対応して頂いたことに感謝。

741:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 16:39:43.80 ID:XuBvgt2c0.net

>>738 ネットで画像見て思い出した。そこ元「岩木観光ホテル」 団体で泊まったんだけどネーミングと外観の不一致感が大きかった これ(建物)とは別に新館があるんじゃね?とか話しながら入館した記憶があるw メンバーは温泉好きが極少数と、飲めれば旅館だろうが野宿だろうが構わんというのが大多数な構成だったので 何ら支障は無かったわけだが。 でもメシは美味しかったし温泉は濃厚というか入浴感がすごかったし、細かい事気にしない人にはおすすめ。

739:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 15:04:00.38 ID:ESrMYePW0.net

■八甲田温泉 ぬぐだまりの里(盆休み旅行3/6泊)

じ○らんで予約、二食付き9650円

百沢温泉からバスで弘前まで戻り、板柳駅前の板柳温泉に寄り道した後、 五能線、奥羽本線で再び青森へ。 そこから送迎バスで約45分で八甲田温泉に到着。

●ロケーション等 青森、新青森駅から無料の送迎バスを運行している(要予約)のが有難い。 ほぼチェックインの時刻に、旅館の目の前でおろしてくれる。 旅館の建物は非常に古びている。 宿泊棟と浴室棟(龍神の湯)の間にスペースがある。新しく新館でも建てるのだろうか?

●部屋 和室6畳 エアコン、冷蔵庫なし、トイレ別。 扇風機のみだが台風一過の強風もあり、涼しいので特に気にならない。 窓の網戸がガムテープでベタベタにされている。虫が多い模様。 ただし宿泊した日はほとんど虫は見なかった。台風の影響だろうか。 部屋はくたびれていてかなり古い。泊まれれば良いという類のものか。

●食事 一般的な旅館飯。畳敷きの食堂で既に準備されている。 値段を考えると妥当か。やっつけ感はあるものの品数は多いので悪くない。 最後の〆の蕎麦はなかなかだった。青森らしく田酒があるのは嬉しい。 朝食はこれといって特徴のないものだったが、皮と実のすりおろしが入っているりんごジースが美味い。

●風呂 浴室棟は、龍神の湯とらむねの湯の二つに分かれている。 龍神の湯は6/10から営業している新しいもので、総木造りの見事な建物。 天井は10m以上あろうかという巨大なもので、 中にはプールと見まごうほどの巨大な浴槽と、その1/3程度(それでも20人は入れる)の浴槽がある。 大きい方は中性の硫黄泉で白の濁り(適温42度)。 小さい方は強酸性の硫黄泉(ミルクの湯)で青っぽい白濁(低めの不感温度35度くらい)。 棟の外にはここにも広々とした露天が二つ。 小さい方(それでも15人は入れる)は棟内のプール風呂中性と同じ源泉(ぬるめ40度くらい)。 大きい方は30人は入れるもので、濁りの薄い酸性の青白い湯(人肌の36~37度) 中性の源泉のみ高温(60度台)なので、加水している模様。 ミルクの湯は、湯口付近でかなりの泡付きもあった。

前日まで熱湯主体だったこともあり、リラックスして堪能。 夜に人肌の湯に入った時など、知らずに寝ていて1時間半も経過していた。 酸性なので肌はヒリヒリだったが・・・恐るべきぬる湯の魔力。 ここはらむね湯の方が有名なようだが、個人的には龍神の湯の方が壮観で気に入った。 勿論らむねの湯の良好な泡付きも堪能しました。

●総評 知名度は近所の酢ケ湯に譲るが、実力は勝っているのではないかというほど温泉のクオリティは最高。 有無を言わさず是非また行ってみたいリスト入り。 部屋は古いし料理はそこそこだが、温泉好き(特にぬる湯好き)なら一度は行ってみることをお勧めする。 人気が出て予約の取れない宿になってしまわないかが唯一心配。

742:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 22:20:13.87 ID:Je9cxehu0.net

>>739 龍神の湯ってほんといいみたいだね リニューアルしたばっかりできれいみたいだし

743:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 22:46:06.24 ID:5l5Z3NhV0.net

>>739 ぬぐだまりは本当に良くなったね 龍神の露天は天気が良ければ真正面に八甲田連峰を望めるし 自分の知る限りあれだけ綺麗に八甲田山を望める露天はここしかない 空の視界も広くなって夜中は旧浴場以上の満天の星空が楽しめそう 露天に高温芒硝泉使用の湯船が加わったのも夏場以外にはありがたい

温泉の泉質で人気を二分する白濁酸性硫黄泉と泡々炭酸泉が コラボしたラムネ湯やミルク湯も使いやすくなったし 今後クチコミで客は増えるだろうと自分も思った 今のあのエリアの盟主の酸ヶ湯は特に女性には行きづらいだろうしね

難点はラムネ湯やミルク湯、露天の硫黄泉は酸性なので迂闊に 長湯すると肌を痛めることと(自分もやられたw) 客が増えたら確実に洗い場が足りなくなることかな

744:名無しさん@いい湯だな:2014/09/05(金) 23:41:55.19 ID:gJe27DiK0.net

>>739 レポ乙。5月に行った時はちょうど工事中でしたが そんなに素晴らしいお風呂になったんですね。 しかもその内容で1万以内ならリピ確実。 残りのレポも楽しみにしてます。

749:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 10:17:13.28 ID:RGqnKvIc0.net

■東龍館 (盆休み旅行4/6泊)

電話予約 素泊まり※料金は諸事情あって伏せます

ぬぐだまりの里から青森まで送ってもらった後、 駅近くのおさない食堂でホタテフライ定食を食す。 その後青い森鉄道に乗り、乙供駅下車。

●ロケーション等 乙供駅から徒歩7~8分。直線距離は短いが、駅と旅館の位置の関係上 ぐるりと回り込まなけrばならないので、意外に時間を要する。 建物は赤い屋根の、旅館というよりは農家のように見える。 看板がなければ通り過ぎてしまいかねないので要注意。

●部屋 ビジホ風の洋室 エアコンなし、冷蔵庫なし、トイレ別。 特に綺麗でもないが、まあ寝るのには問題ないという感じ。 それほど暑くないので扇風機でも用が足りたが、 暑い日はエアコンなしはきつい気がする。

●食事 徒歩15分ほどの位置にあるスーパーマーケットで調達。 二食付きにもできる(+2000円程度)

●風呂 落ち着いた趣のある総青森ヒバ造りの風呂場。 浴室に入った瞬間に、森の香りと微量の硫黄臭が鼻をくすぐり心地よい。 3人程度源泉浴槽と、一人用の加熱浴槽がある。 シャワー、カランも3人分とキャパは小さいが、宿泊者のみ利用可能であるため、 滅多にほかの人と入る機会がないほど空いているので全く問題はない。 泉温は36度程度と、昨日のぬぐだまりの里に続いて絶妙な不感温度帯。 尚、シャワー、カランも源泉を使用している。 ↓感覚的なスペック

・視覚︰ほうじ茶のような透明のモール色。

・嗅覚︰微硫黄臭+微アブラ臭。主張の控えめな香り。

・味覚︰若干の甘みがある以外は水に近い。

・浴感︰強めヌルヌル。なかなかの泡付きあり。

●総評 2度目の訪問になるが、まるで猫の毛のような繊細な肌触りは健在。 分析表の数字上のスペックは取るに足らないものだが、温泉は入って気持ちよくてナンボ。 ここは風呂だけで宿泊する価値のある宿と言える。

751:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 10:55:44.54 ID:9KclMKxq0.net

>>749 レポ続編楽しみにしてたら、まさかの東龍館! 工事の男性しかいないからと宿泊断られたので、 どうしても行ってみたいリストに入ったままなんですw “まるで猫の毛のような繊細な肌触り”という表現にそそられます。 乙共では東北温泉は立ち寄りしなかったのですか?

753:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 11:11:50.26 ID:RGqnKvIc0.net

>>751 今回は東北温泉は行かなかったけどあそこもなかなかの良泉だよ 東龍館より濃いコーラ色のアルカリヌルヌル泉 露天は結構ぬるめなんで長湯もできる 色で面食らうけど入ってみると癖のない優しいお湯で、行って損はないよ

東龍館については、実際に体感してみてくださいとしか言い様がないw 思い入れ分の補正もあるだろうけど、お湯にくすぐられる感覚というか あそこでしか味わえない奇跡の浴感と言えるでしょう

754:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 11:14:18.83 ID:RGqnKvIc0.net

■こまちの湯 ドーミーイン秋田(盆休み旅行5/6泊)

る○ぶトラベルで予約 素泊まり5290円

乙供駅から青い森鉄道→大湊線で大湊まで行った後、 そのままとんぼ返りで野辺地→青森へ(本当は下風呂に行きたかったんだけど予約がね・・・)。 青森からリゾートしらかみ4号で秋田まで一気に移動(大雨による不通区間があったのでバス代行含む)。

●ロケーション等 秋田駅から徒歩約7~8分。 駅前とはいかないが、まあ駅近の普通のビジホです。

●部屋 ビジホとしてはやや広めの洋室。 エアコン、冷蔵庫、トイレ、バス付き。必要なものは全て揃っている系の部屋。 その他館内設備も充実しており清潔感もあり、ビジホとしては満点に近い。 (エレベーターがなかなか来ないのを除いては)

●食事 なし。 夜は外食で済ませ、朝は早かったので買ったもので済ませる。

●風呂 内湯、露天風呂、サウナ、水風呂+約10人分の洗い場という構成。 夜も朝も結構混雑しており、ホテルの規模に対してキャパが小さい気はした。 尤も、その日はお盆ということもあり、家族旅行者等が多かったせいもあるのかも知れない。 肝心の温泉は、10人程度の内湯のみ。露天は水道水使用なので洋梨。 その天然温泉も、加温、加水、循環、塩素と文明の利器をフル活用。 ↓感覚的なスペック

・視覚︰淡褐色、微濁。

・嗅覚︰塩素臭がかなりきついが、それに混じって温泉由来の磯の香り+重曹の土類臭。

・味覚︰循環なので確認せず。ただし、かけ湯をした時にかなりの塩辛さを感じた。

・浴感︰強烈なヌルヌルを感じる。

上記の通り、塩素臭がきつく循環バリバリだがかなりの浴感が残っていた。 分析表によれば、なんと炭酸水素塩2500mg以上を含む高張泉のようで、 これだけいじくり回しても尚「温泉」を強く主張する、湯の素性の良さを物語っている。 それだけに、余計に勿体なさを強く感じてしまった。 掛け流し源泉に浸かればさぞ気持ちのいいヌルスベ感を味わえたことだろう。

●総評 温泉宿基準では湯遣いが残念だったが、コスパの良いビジホとしての利用価値は充分にあると思う。 料金はお盆価格だったが、普段は4000円くらいで宿泊できたはず。

755:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 11:16:55.47 ID:RGqnKvIc0.net

■蔵王温泉 えびや旅館(盆休み旅行6/6泊)

じゃ○んで予約 1泊2食付き12000円

秋田駅から奥羽本線で一気に南下し山形駅へ。 そこから蔵王温泉ターミナル行のバスで35分ほどで蔵王温泉へ。 山形駅前は盆地らしく糞暑かったが、蔵王温泉は標高が900m近くありかなり過ごしやすい。

●ロケーション等 蔵王温泉バスターミナルから高湯通りで最奥部、酸川温泉神社の手前。 ターミナルからは上り坂だが、それほど距離がないのでゆっくり歩いても徒歩7分ほどで着く。 外観からしてかなり歴史のある年季の入った旅館。

●部屋 8畳、広縁付き。 エアコン(扇風機も)なし、冷蔵庫なし、トイレ別。 部屋は激古で、コツを掴まないと扉が開かないという建て付けの悪さで笑ってしまう。 温泉宿に泊まりなれていない人だと、文句が出ても不思議ではないレベル・・・かも。 まあ、お世辞にも小奇麗とは言えないが不潔ではなかった。

●食事 夕食、朝食共に食堂で集まって提供される。 夕食は山形牛などが食えるが、おしなべて家庭的な料理が多い。 品数は少なめで、大食の人は物足りなさを感じるかも知れない。 朝食は、特徴のないあるある系だった。

●風呂 内湯と露天あり。 蔵王温泉は外湯が充実しており、えてして内湯はオマケ扱いになりがちだが、 えびやの風呂は特筆すべきものがあった。 蔵王はほぼ高温オンリーだが、ここの露天ぬる湯だった。 源泉は他と同じく高温なのだが、掛け流し量を絞って浴槽の湯温を低く(約37度)保っている。 しかし鮮度は保たれており、入浴者が少ない風呂ならではの状態かと感心した。 その証拠に、湯船には石灰華が浮いていた。これは贅沢。 尚、内湯の温度は高めの適温43度程度。 ↓感覚的なスペック

・視覚︰青白濁り。

・嗅覚︰強めの硫黄臭。

・味覚︰強い酸味(レモン味)+腐たまご味。

・浴感︰強いキシキシ感。

ぬる湯といっても、前述のぬぐだまりの湯をしのぐ強酸性(PH1.95)なので、 長湯後のビリビリ感はかなり堪えた。少し皮膚が厚くなったように感じるほどだったw

●総評 お盆価格なので高めの感じがするが、通常料金は9000円なので、妥当だと思う。 あと、女将さんが気さくないい人で、「外湯めぐりがしたい」と言ったら懇切丁寧に説明してくれた。 また朝には大露天風呂に送迎もしてくれた。こういう計らいは非常に嬉しい。 外湯も素晴らしいが旅館の風呂も負けず劣らず素晴らしいと褒めちぎっておいた(勿論本心ですよ)。

尚、宿泊者は公衆浴場(上湯、下湯、河原の湯)が無料になるので、 外湯巡りはチェックイン後に無料券を持って行くと良い。 しかしやっぱり河原の湯の足元湧出は最高だなあ・・・。

775:名無しさん@いい湯だな:2014/09/08(月) 17:16:52.35 ID:xzTrjRMF0.net

久々に温泉板来たらえびやのレポが!いも煮うまかったー

756:名無しさん@いい湯だな:2014/09/06(土) 15:16:20.57 ID:Wu9VucOvi.net

レポおつです! いいお盆休みを満喫出来て羨ましいな~ 宿の予約は事前にしてたんですか?

769:名無しさん@いい湯だな:2014/09/07(日) 10:10:48.26 ID:6flBstKd0.net

>>756 予約は事前にしました(お盆だしね) レポにも書いたけど、百沢の中野だけ前日予約

今回特に印象に残ったのはぬぐだまりの里かな 龍神の湯はらむねの湯が霞んでしまうほど圧巻だった (勿論らむねの湯の泡付きとこじんまり感も素晴らしいですよ) 建物の造りと開放的な露天があまりにも見事で 露天の浴槽と柵の間のスペースを大きく取って空を広く見せ 開放感を加える工夫とかもう感動モノでした

ただ一つだけ、>>743でも指摘されてるように 確かに風呂のだだっ広さに比べて洗い場は少ない気がした 肌を痛めることに関しては・・・自己責任だなw